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    2014
    09.12

    アウトxデラックス スーパースターと肩を並べ続ける一般人「秋本志保」

    Category: その他
    とても有名な方だそうですが、私は全く知りませんでした。
    そして本番組を見て、寒気がしましたね。
    こんなに恐ろしい人間が、平気な顔をして世の中を闊歩しているかと思うと、目の前が真っ暗になったような気持ちになります。


     おっかけ!

     著者:竹内佐千子


    ≪あらすじ≫
    この番組は「アウトな人」を呼んで、矢部浩之とマツコ・デラックスが話を聞く番組だ。

    今回お越し頂いた「アウトな人」は、
    秋本志保(39)
    趣味が、傍聴の女性だった。

    そして第一声。
    「人生の中で追っかけしかやった事のない女です」
    秋本は、笑顔だった。
    緊張の色は全く見えない。

    実は秋本志保は、最近ネットで話題になっている人だった。
    テレビ街頭インタビューに何度も登場した為、テレビ局が仕込んだ女性だと疑われているらしい。
    「おかけさまで某巨大掲示板の人気者になってます」
    と秋本は嬉しそうだった。

    秋本は、パンパンに太ったリュックサックを置くと、断りもなくソファに座り、聞いてもいないのに話し出した。
    「先日ぜんぜん知らない人から電話がかかってきて、地方の警察署だったんですけど、窃盗かなんかの人が、私の住所と名前と電話番号を言っていると。それで共犯じゃないかっていうので調査させてもらいますっていう風に言われて、晴れて白になったんで良かったんですけど、それぐらい色んな人に電話番号が知られちゃってて……」
    「うお、迷惑してるな」

    と矢部が同情したが、秋本は笑顔で否定した。
    「いや嬉しくもあり、有名になれて嬉しくもあり、同時に危険を感じてしまう事もあり」
    秋本は寸分違わぬ笑顔を貫いていた。

    ここで、矢部が本題に触れる。
    「スーパースターと肩を並べ続けるってのはどういう事ですか?」
    秋本は、派遣のバイトをしながら、365日追っかけをしているらしい。
    キッカケは3歳の頃、地元の「きらくや呉服店」に和泉雅子が来て、一緒に写真を撮ってもらった事だと言う。それから、芸能人と一緒に写真を撮る行為に興味を持つようになったそうだ。
    3歳からの追っかけ人生だ。

    ちなみに秋本は、
    マイケル・ジャクソン
    ジョニー・デップ
    レディー・ガガ
    アンジェリーナ・ジョリー
    キャメロン・ディアス
    黒田勇樹
    坂本龍一
    織田信成
    浅田真央
    アヴリル・ラヴィーン
    ビヨンセ
    ミック・ジャガー
    トム・クルーズ
    中島知子
    岩崎宏美
    オノ・ヨーコ
    小沢一郎
    叶姉妹
    加山雄三
    ノリピー
    田代まさし
    テリー伊藤
    Toshi(X JAPAN)
    原辰徳
    中村俊輔
    羽生結弦
    吉田沙保里
    和田アキ子
    シンディー・ローパー
    カーペンターズ
    オアシス
    ボン・ジョヴィ
    レッド・ツェッペリン
    QUEEN
    Sex Pistols
    t.A.T.u.

    など、合わせて404名の有名人と肩を並べて写真を撮っていた。

    驚くべき事に全ての写真で、しっかりと肩を並べて、カメラ目線をもらいながら笑顔で撮影に応じてもらっていた。
    そのコツをマツコが伺うと、秋本は表情ひとつ変えずに答えた。
    「何日も前から、その建物に足を運んで、構造を把握しておくんですよ」
    その日しか行かない追っかけでなく、秋本は「そこの住人じゃねぇか」というくらい通い詰めてから有名人に挑むらしい。

    例えば秋本は、空港のVIP出口を発見しており、余裕で外国の有名人と写真を撮っているらしい。
    そんな秋本は、追っかけの為に通信制の高校を選ぶほどだった。

    秋本曰く、追っかけはテレビ局(大箱)は狙わず、ライブハウスや劇場(小箱)を狙うらしい。
    今日は、せっかくテレビ局に来たので、大箱タレントである矢部やマツコ、山下などと肩を並べて写真を撮った。
    そしてスタジオは撮影終了ムードに包まれる。
    スタッフからも拍手が起こる。

    事件は、ここから始まった。

    秋本は、仮面のような笑顔でソファに再び座り、質問してないのに話し出した。
    自分撮り養成ギプスの話だが、イマイチ話が掴めない。
    「何の話だったの?」
    とマツコが言うくらいだった。

    秋本は、飲み物を飲み、お菓子を食べ、くつろぎながら好き勝手に話した。
    すでに50分以上も、勝手に話し続けている為、矢部はタバコに火を点け、マツコは飲み物を飲み干した後にストローでズルズルと音を立ててみても、秋本は止まらない。
    矢部は椅子の上で体育座りしてタバコをふかし、マツコは一心不乱にお菓子をむさぼったが、秋本は笑顔で話し続けていた。
    その状況を楽しんでいた矢部だったが、終わる気配も見せず、絵にも具にもならない話を続ける秋本に、嫌気が差したらしい。

    矢部は立ち上がり、重いリュックサックを持ち上げて言った。
    「帰ってくれるかな」
    スタッフからも歓声があがる。
    「あー……はい」
    と秋本は言ったものの、リュックサックを受け取っただけで立ち上がる姿勢も見せず、次の話を始めた。

    矢部は頑張って帰宅を促す。
    「帰ろうか、そろそろ」
    「いや、なんか……将来的にハリウッドとか住んでみたいなーと」


    矢部は、諦めてマイクを外した。
    それを見てマツコもマイクを外す。
    そして矢部は、秋本のマイクも外した。
    それでも秋本は話し続けた。

    仕方なく矢部とマツコは、スタジオを後にする。
    そしてスタッフは照明を落とした。
    秋本は、ようやく「すみません」と言い、立ち上がった。

    だが、まだ帰らなかった。
    飲み物で喉を潤し、お菓子を頬張る。
    その姿を見て、矢部は冷たい目をした。
    「番組初で、警察呼ぼうか!」
    しかし言い終わった矢部は笑っていた。
    秋本も笑っていた。
    来た時と変わらない笑顔だった。
    「いやぁ、人の家に一週間居座ったりとか、寝泊まりして、あとは、ちょっと寄っていく、っていうちょっとが4年間になった事とか」
    秋本は、まだ話していた。

    そして、その背後で、山下が泣いていた。
    顔を真っ赤にして、涙を拭っている。
    全員が山下に注目している状況でも、秋本は山下を見る事なく、変わらぬ笑顔で話し続けていた。

    やっと泣いている山下を視界にいれた秋本は、なぜかTシャツに反応しただけで、泣いている点には全く触れなかった。
    そして山下とは関係ない話を始める。
    秋本は、むしろ笑顔の度合いが強まっていた。

    山下は、勇気を出して言った。
    「帰って下さい。お願いします。お願いします。。お願いします。。。」
    「あっ、でも友達で」
    「すみません帰って下さい!」
    「思い出した思い出した。あの……」
    「か、か、帰って!」

    悪夢は終わらない。

    【click!】

    ≪感想≫
    トム・クルーズって背ちっせ!!
    あ、失礼致しました。
    つい写真で身長を気にしちゃいました。

    私も微妙な身長なので、気になっちゃうんですよね。
    それにトム・クルーズは、私の大好きな俳優のひとりですから。

    背が低くとも、あれだけ男前で、演技が上手くて、金持ちなら、全く文句ありません。
    むしろ、うらやましいくらいです。
    背が低い事で、可愛いとか言われてますからね。
    無敵ですトム・クルーズ。

    さて、本題です。

    秋本さん、すげぇ!!
    まさか本当に、こんな迷惑な人間ではないでしょう。
    アウトデラックスに出る為に、役作りをして、収録に挑んだに違いありません。
    もうね、笑顔の質がヤバかったですよ。
    あの人工的な感じ!!
    金色のガッシュに出てきても違和感がないような異質さをまとっていました。

    通信制の高校に行ったのって、人間的にアレだったからじゃねぇか。
    とか思ってはダメです。

    耳は何の為についているんだよ!
    とか思ってはダメです。

    いやー、凄い人でした。
    友達になりたいですが、絶対に家にあげたくないですね。

    世の中の素敵な闇について、少し学べた回でした。
    <記事タイトル一覧><気に入った文章集>
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