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    2014
    08.07

    封神演義 part22 鏡

    大誤算のコーナー!!!
    藤崎竜先生へ。崑崙山2の大きさについて質問です。
    まず第20部のP.122で太乙真人が「今度のは前の崑崙山より1000分の1程度」と言っています。
    そして第13部のP.71でビーナスが「金鰲島は直径15キロにもなり、大きさだけでも崑崙山の約5倍もある」と言っています。
    だから、これらを計算すると……崑崙山2の直径は3メートルです。
    でも、どう考えても3メートルではないと思います。そこを教えてください。
    by、長崎県エドくん。

    しぃまったあああ!!
    いやああああああ!!!
    もぉ3メートルでいいっスッ!!!


    というやりとりが第22巻で出てきます。
    私は、この以上に小さい崑崙山2が好きだったんですが、完全版ではビーナスのセリフが差し替えられていました。

    とても残念です。

    全23巻の表紙で、上下逆に描かれているのは、この太公望(左)と王天君(右)だけです。



    ≪あらすじ≫
    妲己の智略に嵌り、太公望の魂魄が飛んでしまった。
    しかし封神台に向かう魂魄を、王天君が捕獲した。
    太公望は、魂だけの存在で、王天君の空間に閉じ込められる。
    そして王天君と対面していた。
    しかし太公望は、全く驚いていなかった。

    自分が封神された事も。
    王天君が助けた事も。
    王天君が太公望に対して特別な感情を抱いている事も。

    最初に口を開いたのは王天君だった。
    「話をしようぜ。何の話が良いか……そうだな。オレが陰の封神計画遂行者だったって話はどうだ?」
    「陰の……?」
    「表向きはオマエが封神計画を進めているよぉに見せかけ……裏ではオレが全てを進めていたって事だ。黒幕はあのクソ元始天尊ジジィよ」

    王天君は、ヨウゼンに金鰲島のバリアを解除させるも大ダメージを与えた事や、そのヨウゼンを餌にギョクテイシンジンを葬り、十点君の油断を誘い、結果的に崑崙側が優勢になった事。さらに聞仲を倒す為に崑崙十二仙や武成王を死なせた事を挙げた。
    そして王天君は、とんでもない事を言い出した。
    「実はこれらの方法は、あんたも考えていたはずだ。善悪さえ考えなければ有効な方法だとな。だが、あんたは『良い人』だから、それができなかった」
    「何が言いたい!?」
    「オレは、あんたが本当にやりたかった事をやっていたのさ。オレは、あんたの心の闇を映す鏡ってとこだ。そして、あんたはオレの心の光を映す鏡……」
    「な、何を言っておる。意味がわからぬ。おぬしの言いようを聞いておると、まるで……まるで……」


    「ククク……もぉわかってんだろ。オレとあんたは同一人物なんだよ」

    かつて王天君は、オウエキという人間だった。
    そしてオウエキは、魂魄が分裂するという体質を持っていた。
    元始天尊は、オウエキの魂を2つに割り、ヨウゼンとの交換に出した。

    元始天尊は、オウエキもヨウゼンも手元に置いていたかった。
    そして元始天尊は、ある子供の死体に、オウエキの魂魄を入れた。
    それが太公望だった。

    「嘘を……嘘を吐くな!!」
    太公望は、自分が武成王も天化も十二仙も殺したという話を受け入れられなかった。
    「オレ達が殺したのさ!! あんたは司令官という形をとり、オレは敵という形をとってな……だが、もうオレは疲れたよ。王天君でいる事に疲れた……オウエキに戻ろうぜ」
    「いやだ!!」
    「ククク……そう言うと思ったよ……だが忘れてねぇか。今のあんたにゃ肉体がねぇんだぜ。オレと融合してまだ生きるか。それとも封神台に行くか。選択の時だな」


    太公望に、選択の権利はなかった。
    しかし、王天君との融合は気色悪いというかなんちゅーか!
    好き嫌いを言っている場合ではなかったが、太公望にも記憶や思い出があり、信念と友人たちがいる。それは捨てられない。
    しかし融合は、何も捨てず、進化する感じだった。
    太公望の清らかさと、王天君の素敵さが融合する。
    そして二人が融合した時、オウエキが何者だったかを思い出した。

    その頃、太公望の仲間たちは、ジョカの精神攻撃を受けていた。そこに融合した姿で現れる。
    「我が名は伏義!! 始まりの人が1人である!!!」

    なーんて、やっぱり太公望だった。
    しかし雰囲気が違う。
    そして燃燈道人が、太公望を「オウエキ」と呼んだ瞬間に、ヨウゼンが宝具を取り出した。

    ヨウゼンは、敵意を剥き出しにして太公望に質問した。
    「あなたが……あなたがオウエキだったのですか……ならば、あなたが僕の父と師を殺したのですか!!?」
    「そうだ。わしの中の王天君がやったのだ」

    太公望は、全く引かなかった。
    その姿を見て、ヨウゼンは宝具を置いた。
    王天君やオウエキというよりも、完全にパワーアップした太公望だった。
    師や父の仇ではない。
    そして、その姿に申公豹が不適な笑みを浮かべていた。
    「やはり太公望は、私のライバルに相応しかったのですね! 初めて会った時のカンは正しかったのです!!」

    精神攻撃を受けていた仲間を助け出した太公望は、ジョカと対面した。
    ジョカは、肉体こそ違うものの懐かしい友に再会し、喜んだ。
    しかし、それは束の間の喜びだった。

    これは、今より二千年以上も前の話になる。

    燃燈道人が、不思議な子供を発見した。
    それがオウエキだった。
    オウエキは「待っていた」と元始天尊を迎え入れた。
    そして歴史の道標の話をした。
    「私は万が一。ジョカが復活した時の為に一人で残った最後の始祖。ジョカの身勝手を食い止める為に……だが私一人では力不足が見込まれる故こうしてお前たちに協力を請うている」
    その説明に、燃燈道人が怒った。
    「ジョカは何度も歴史を繰り返していると言ったな!? なぜもっと早くジョカを倒さなかった!?」
    オウエキは、ジョカが力を酷使し、疲れる一方で、何度も壊された生命が打たれ強い方向に進化した時を待っていた。
    それが燃燈道人は許せなかった。
    「それは正義と言えるか!!!」
    「正義である必要などない。そなたらに必要なのは洗濯する事。ジョカの作る滅びの歴史を受け入れるか。それとも……」

    その話に元始天尊は乗った。
    「オウエキよ、わしらは具体的に何をすればいいのじゃ?」
    「まず武器が必要だ。かつて我々が造った七つの宝具を全て発掘せよ。あれを使える者が七人揃った時、ジョカは滅びるであろう……この計画はジョカに気づかれぬよう極秘とする。私も元始天尊の弟子という事にしよう。計画の実行は、およそ2000年後。歴史が殷から周に変わる時。これを封神計画と名づける」

    しかし、この計画は、ジョカに気づかれていた。

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    ≪感想≫
    大っ嫌いだった王天君と、大好きな太公望が同一人物だった。という衝撃に私はゲロを吐きそうになった記憶があります。
    そしていよいよ全てが明らかになった感じがありますね。

    これ以上の謎はない。。。
    と見せかけて、まだ謎があるっつーのが封神演義の凄いところですね。

    今思うと「主人公は実はすごいアレだった」的なのはアリガチです。
    でもアリガチに感じさせないってのが、藤崎竜さんの技術ですよね。
    <記事タイトル一覧><気に入った文章集>
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    <もののけ姫>

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    <ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島>

    敵対する両家。その子供同士が恋に落ちる。
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    <ロミオxジュリエット>

    盗難事件を潜入捜査しているつもりだったが、犯人を尊敬し、犯人の妹に惚れ、カーレースの魅力にとりつかれ、犯人の逃走を手伝ってしまう。しかし、それは失恋を意味していた。
    <ワイルドスピード>
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