2014
    07.25

    オードリーのオールナイトニッポン2014年7月12日

    Category: その他
    岡本太郎さんが大好きでやまない若林さんのトークゾーンに関する記事です。

    私も、いろいろなラジオを聞いてきましたが、オードリーさんのラジオが一番面白いですね。
    ベタと変化球。
    そして何より熱い笑いへの思いが詰まったトークゾーンでした。

    若林さんの良さは「お笑いが大好きであり、その研究に余念がない」という点と「哲学的な分野に対して造詣が深い」という点だと思います。
    そして若林さんの悪いところは「先述の2点をクソくらえだと思っている」という点だと思います。
    一見矛盾しているような若林さんの面白さが、あふれ出たトークゾーンだったと思うので、記事にしてみました。


     オードリーのオールナイトニッポン 一年史

     備考:ひだりの彼が春日さん
     みぎの彼が若林さんです。
     根本的には若林さんがサイコですが、それを逆手にとった感じの笑いが生まれています。


    ≪番組内容≫
    若林が「明日の神話」の話を始めた。
    しかし誰も「明日の神話」を知らなかった。

    「明日の神話」とは、若林が愛してやまない岡本太郎の作品で、池袋にあるデッカイやつのタイトルだった。
    若林は、みんなが知らないという事実に驚いた。

    当時、岡本太郎が作った幻の作品とまで言われた「明日の神話」をどこに誘致するか、揉めに揉めたらしい。
    知ってる人は知っている有名な話だ。

    かつてオードリーのオールナイトニッポンで作家をしていたツチヤは、この絵を4時間も眺めていたことがあったらしい。
    それくらいの作品だ。

    若林は、作品について語る。
    「あれってね。水爆とかそういうアレで、人が悲劇的に火で逃げ惑ってったり骸骨が爆発したり、そういう悲劇的なものが描かれてて。ふつう左端に、それに対抗して生を謳歌している人たちみたいな、こういう……ものらしいのよ。俺も解説で読んだんだけど」

    誘致する場所でもめていたのは、長崎や広島だ。
    それが池袋に置かれ、あれの目の前を通勤で通ったりする。

    若林にとって、それはトンでもない事だった。
    そして若林は、設置されてすぐに赴き、作品を見ながら泣いた。

    「こういう漫才を作らなきゃダメだ」

    その言葉を、相方の春日は笑った。
    しかも見下すような笑い方だ。

    「オマエその笑い方は、ホンットに嫌な笑い方。今この国が抱えている嫌な笑い方だよ。今こういう時代が、今こういう事が起こっちゃってる時代に、一番よくない笑い方だよ!!」

    しかし春日の「知らなかったから」の一言で、若林は怒りを引っ込めた。
    泣いた若林は、まだ27才とか28才の頃の若林だ。
    今はもう35歳になっている。
    いまさら怒る話でもない。

    若林は、岡本太郎記念館へ行った話をする。
    そこで若林は、芸人仲間と「こういうようなものを単独ライブにしような」と握手したらしい。

    それを春日が笑った。
    嘲笑った。

    「オマエほんとに今この国が抱えている問題。その象徴だよ笑い方は!!」

    しかし「知らなかった」の一言で若林は怒りを鎮めた。
    「この国のツッコミ文化が悪い方へ肥大しちゃってる悪い笑い方だわ」
    ちょっと鎮めきれてなかったけど、なんとか鎮めた。

    若林は「座る事を拒否する椅子」に座った感想を話した。

    「椅子なのに座る事を拒否している。しかし拒否しているからこそ……良い。こういうものを作らなきゃな」
    と若林は泣いたらしい。

    すると春日は、今までで一番大きな声で笑った。
    「ふひひひひ、聞いたかよオイ。コイツずーっと泣いてんじゃないかよ。泣いて、握手して泣いて。握手して泣いて。泣いて握手して、ひひひ」
    「オマエ・・・本当に良くないね・・・」
    「いや知らなかったから」
    「知らなかったから何だよ。知らなかったからって笑うなよ。笑い者にすんなよ!」
    「こりゃ失敬」


    若林は、イライラしながらも、大好きな岡本太郎に関して話した。

    若林は、空気を読むと言いながらも自分に嘘を吐かなきゃいけない仕事に悩んでいた。
    そして休みの日に「太陽の塔」を見に行き、やきそばを食べながら見上げた。

    「したらオレはね。太陽の塔って顔が2つあるでしょ。表と裏。表はハツラツとした金色の顔。裏は真っ黒の虚無の顔。この2つの顔とか感情が同居してて良いんだ、みたいな事を表してるらしいのよ。俺は本で読んだだけなんだけど。自分で感じられたわけじゃないんだけど。でも俺はそれを目の当たりにして『そうだ。オイシイと思う自分と、こんなものクソくらえだと思う自分が同居してて良いんだ』と思って俺は泣いたのよ」
    「ひっひっひっひっひ」


    若林は春日を無視して話を続けた。

    岡本太郎は「花なんて嫌いだ。媚びている」と本に書いたらしい。
    そして「カラスが好きだ。カラスは媚びていない」とも書いたらしい。

    若林が「二つの気持ちが同時にあって良いんだ」と泣いていた時「太陽の塔」の腕の先に、真っ黒のカラスが1羽だけ止まっていたらしい。
    それを当時ハマっていた一眼レフで撮影した。

    そんな思い出を振り返って、若林は言った。
    「春日と一緒よ。本当に俺ってイタかったな・・・」

    自分で当時の自分を心配する若林だった。
    35歳になった若林は、全く違う考えになっていた。

    「人に伝わらないものをやれば良いんだ。人にバカにされる、それがなんだ。あれほど本に書かなきゃいけないって事は多分岡本太郎さんは超ビビってんだよね」

    しかし臆病であったからこそ、自分を鼓舞する為に強い事を言う必要があった。
    そこに若林は共感していた。

    また若林は、1分ネタブームの頃に、同じネタを擦り過ぎている事に悩んでいた時期があった。
    そして岡本太郎なら、どうするか。
    勝手に15分ネタをするかもしれない。

    若林は、自分なりに殻を破り、1分30秒まで無断でネタ時間を伸ばした。

    そして、ふと若林は、今の自分を考えた。
    「5分って言われたら5分って守ってるな。これからも守っていくだろうな」

    若林は、さらに「椅子」の話をした。
    岡本太郎が、枠組みしかない椅子を売り、紐を同封して、自分でグルグル巻いてオリジナルの椅子を作れという主張をしたらしい。

    若林は、岡本太郎記念館で、岡本太郎が実際に住んでいて、使っていた椅子を見た。
    それは、とても座りやすそうな椅子だった。

    春日は笑った。
    若林も笑った。
    そして反省した。

    「春日の笑い方も悪いし、俺の話の持って行き方も悪い」
    「知らんよ」


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    ≪感想≫
    2つの感情が同時に存在して良いんだ。

    私は、この言葉にとても感動しました。
    嫌だと思う、面倒くさいと思う事でも、のちのち感謝される場合もありますよね。
    そういう事を進んでやるって事を、偽善的に捉える自分がいます。

    正しい事をしたら良い。と思う自分と、そんなものはクソくらえだと思う自分。
    すぐに人を頼ろうと思う自分と、そんなんじゃダメだと思う自分。
    思い切って告白しようと思う自分と、どうせ振られるからムダだと思う自分。

    いつだって、私は2つの感情に悶えています。
    それを形にする事が、芸術って奴なのかもしれません。

    そういう意味では、お笑いって奴も、芸術な気がします。
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    <ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島>

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    盗難事件を潜入捜査しているつもりだったが、犯人を尊敬し、犯人の妹に惚れ、カーレースの魅力にとりつかれ、犯人の逃走を手伝ってしまう。しかし、それは失恋を意味していた。
    <ワイルドスピード>
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