2014
    05.04

    忍空

    戦争から3年しか経っていない。という設定で、悲しい人々の苦しい生活が頻繁に描かれていました。

    民の僅かな財源を狙ったヤクザの競り合い。
    孫を失った地主が、人間不振になり、土地を借りている人たちに冷たくなるとか戦争で共に戦い、先に死んでしまった友人が忘れられないとか。
    同世代の友達がいない子供たちや、病気の家族を守る為に、汚い仕事をしている人。賞金目当てに風助たちを狙う人たちもいました。そしてリホコとトウジの父親も、すでに他界していました。
    残酷な描写が多い一方で「戦争っつーのは絶対にやっちゃダメだ」と子供心にビシッと刻みこんでくれるアニメです。

    そんな中で、風助が良いキャラでした。
    私は基本的に、主人公を好きになるなんて滅多にありません。

    しかし素直で、直球で、最強!!
    「俺が友達になってやろうか? オマエ友達いねえだろ?」
    こんな事を言えるヤツいねぇ!!
    でも戦争で傷つき、身内を亡くし、誰かを頼れずに一人で苦しんでいる状況で話しかけられたら、きっと嬉しいと思います。やっぱり親切ってのは、押し付けがましい方が良い気がしますね。


     NINKU 忍空 DVD-BOX 1

     原作:桐山光侍
     風助:松本梨香(横浜DeNAベイスターズファン)


    ≪あらすじ≫
    大戦の最中、わずか数十名の部隊で帝国軍を壊滅寸前にまで追い詰めた集団があった。
    その名を「忍空隊」
    かろうじて戦争に勝利した帝国軍は、忍空の力を恐れ、討伐に乗り出した。
    今、本当の忍空を知る者は少ない。


    EDO歴3年。
    風助は、五才の時に離れ離れになってしまった母親を探して旅をしていた。
    世界一の力持ちであるペンギンのヒロユキも一緒だ。

    風助は「悪党集団忍空」に、絡まれたり、襲われている人を助けたりしながら旅をしていた。
    風助こそ、本物の忍空。
    しかも一番隊の隊長だった。

    忍術と空手の複合格闘技「忍空」
    風助と、その仲間たちは、忍空の力を他人のために使うべきだと考えていた。
    しかし、そう考えていない忍空もいた。

    黄純の裏切りによって、帝国軍は忍空の力を手に入れてしまった。
    しかし黄純にも相応の理由と悲しみがあった。

    元忍空が帝国軍に入り、昇進し、内側から国を統括するようになれば、戦争せずに真の平和を勝ち取れる。
    忍空時代に夢見た平和は実現できなくとも、現実的な平和は実現できる。

    風助たちは、忍空の里を目指し、黄純の目を冷まさせるだけの力を手に入れる為の修行を開始する。
    そして勝利を目前に、忍空が解散した理由を知った。

    風助たちは、五本爪を持つ幻の天空龍を探す旅に出る。
    ここで初めて、風助たちはキンデンブルク号に再会した。

    飛行機であるキンデンブルク号に乗って、風助たちは天空龍を探し続ける。その途中にも、黄純からの刺客が来た。そして奴らは干支忍をも凌ぐ忍空力を持っている。しかも元忍空。
    それどころか風助たちの知り合いだった。
    風助たちは、かつての仲間を殺さなければならない状況にあった。

    そして、かつての仲間の死を乗り越える時もあれば、かつての仲間と再会する時もあった。
    風助たちは、風水の谷に着いた。

    風助たちは天空龍に出会う。しかし力は得られなかった。
    代わりに風助たちは、自分たちが未だに実力を出し切れていないと知った。そして凍った心を溶かす方法も判明した。

    風助たちは、風水の岬に向かった。
    しかし力を手に入れる前に、バサラが直接出向いてきた。
    いよいよ決着をつける時が来たらしい。

    風助は、黄純の心を取り戻す為に、自分の命を捧げる覚悟だった。
    そこに、天空龍が現れ、黄純の心を溶かした。そして黄純は、風助たちを守る為に命を張る。

    風助の母親に関する情報が、黄純の最後の言葉だった。
    風助たちは、母親救出に向かう。
    その道中、風助たちは、かつての仲間である犬忍に出会う。そしてコーチン大総統が龍けつの塔という森羅万象の力を操れるようになる塔の建設に取り掛かったと知る。その龍けつの塔には、人柱が必要で、その人柱こそが風助の母親らしい。

    風水の能力者である山吹。
    それが風助の母親の正体だった。

    コーチンを止めるには、12人の干支忍を揃える必要がある。その為に、犬忍が走り回っていたらしい。しかし干支忍は揃わなかった。
    風助たちは、助けもなくコーチンに戦いを挑む。

    戦いの最中、コーチンこそが風助の母親を誘拐した人物だと明らかになった。そしてコーチンは、恐るべき力を持っており、天空龍の力を得て、最強の力を手に入れようとしていた。

    そもそもコーチンは、風助たちの師匠の兄弟弟子らしい。
    忍空ではないが、忍空と同じ力を使える。
    それどころか、天空龍の力を得て、世界を支配できるほどの力を得てしまっていた。
    本人も神様きどりだ。
    しかし、それは仮初めの力だった。

    本物の天空龍の力の一部が、瀕死状態の風助に流れ込んだ。過剰な力で、風助は苦しい思いをするが、仲間を助ける為に耐えるしかなかった。
    風助は、見事にコーチンを打ち倒し、母親を助け出した。

    これで、帝国軍も変わる。
    風助たちは、世界が本当の平和を手に入れた事を伝える旅に出る。

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    ≪感想≫
    めちゃくちゃ泣けるアニメでした。
    風助ってカッコイイわー!!
    そして藍チョウも橙次もカッコイイ!!
    仲間の為に戦う姿は、とっても輝いて見えます。
    たとえそれがフンドシ一丁でも素敵です。

    そして設定も最強でしたね。
    午忍の「心を凍らせる」という発想は天才だと思います。
    「お前たちを見てると俺はものすごく寂しい気持ちになるぞ」
    という風助のセリフは荵空を代表する名台詞だと思いますね。

    また、もし忍空が戦いに勝利したとしても、戦争後の国を統括する能力はありませんからね。帝国軍の勝利は仕方のないものでした。

    また帝国軍が、三つある軍の一つを使うほど、忍空が悪だという宣伝活動を徹底して行った。
    という設定は、素晴らしいと思います。
    この時代のアニメで、メディア戦略を利用した作品は少ないと思いますね。

    あと、こんなにエロかった?
    昔の思い出では、もっとコミカルな印象がありましたが、見直したら意外と大人向けでした。
    むしろ色々な知識を得たから、エロく感じてしまっただけかもしれませんね。
    人の縛り方とか良い尻の見分け方とか・・・

    というか林原めぐみさん演じる少女「里穂子」がムッツリスケベなだけかもしれません。いや、メルヘンスケベと表現すべきかもしれませんね。処女アピールしながら下ネタ連発とか、シュール過ぎます。

    そして里穂子の顔面がヤバい。
    安定感がない。
    女の子が登場しないアニメだから良かったものの学園モノなら大問題なレベルでした。

    というか要塞に攻め入る時は里穂子はついてくるなよ。そしてエロいって言うか、下ネタ満載って感じでした。
    風助が女性用の下着を穿いて
    「これ小せえぞ。ちんちん出ちまうぞ」
    の発言は、なんだか切ない気持ちになりました。

    そして泣ける。
    テーマが悲し過ぎるせいか、音楽も悲しくて、見ていてツラい気持ちになる場面が多くありました。
    戦争から、まだ3年しか経っていない設定ですからね。
    未亡人もたくさんいますし、離れ離れになった親子もたくさんいます。特に子供を失った両親は惨い。

    戦争に、未来を奪われてしまったような状態ですからね。
    でも実際の戦争で、そのような体験をされた方は大勢いらっしゃったかと思います。
    ほんっと戦争はダメだわ。

    また私の記憶が正しければ、漫画には出てこないキャラクターたちが、幽遊白書に出てくる技を使っていましたね。
    かなりテンションが高まりました。
    懐かしいって気持ちは、心がポカポカしますね。

    そういえばコーチンにも、悪の道に走った理由があった事に感動しました。
    天空龍のせいで、妻と子供を失い、やがて力そのものを憎むようになった。ってのは、とても良い設定だったと思います。

    アジラダ大佐が帰ってきて、風助たちを助けたシーンで、なぜか私は冷めてしまいました。
    なぜでしょう。
    とても残念でした。
    軍人には軍人らしく、死んで欲しかった的な感覚が私の中にあるからかもしれません。
    思えばジョジョの第二部でシュトロハイムがロボットになって帰ってきたときも、めちゃくちゃ冷めました。

    でも、ダイオン将軍が案内してくれたり、師匠が応援に駆けつけてくれたりしたシーンには、胸を打たれました。
    演出としては、完璧でしたね。
    こういうのを楽しめない自分が切ないです。
    でも、メキラ大佐が故郷消滅の真実に気付いてからの展開には感動しました。

    ってか50話で、ストーリーが終わってるのに、なぜ55話まであったんでしょう。枠の都合ですかね?
    すっごく面白いアニメーションでしたが、かなり長くてダレた印象も受けました。最初の5話くらいと、45話~50話まで見れば充分な気さえします。

    他にも、裏もないような誠実なキャラが多く登場していました。

    特に帝国軍側についている人たちには涙が出ましたね。
    戦争で子供を失い、悲しみにくれても、前を向いて、今後に自分と同じ思いをする人が出ないように帝国軍の暗部として殺しを行う人たち。人として大切なモノを持っているのに、幸せにはなれない。
    こういう戦争被害者の描き方が、忍空の面白いところですね。
    <記事タイトル一覧><気に入った文章集><幽遊白書><ジョジョ第二部>
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    心から願えば叶う異世界に召喚された少女たちが、その世界の危機に立ち向かう。
    しかし、その危機こそが「願い」から生まれていた。
    <魔法騎士レイアース>

    物質を再構築する魔法。
    それで世界全体を作り変えようとする女神と、それに立ち向かう不死の魔法使い。
    <マテリアルパズル>

    デイヴには魔法使いの素質があった。
    そして1000年以上も前から続く戦いに終止符を打つ。
    それは魔法と科学の融合だった。
    <魔法使いの弟子>

    死に場所を求めていたミミズクが、美しい魔王に食べられたいと願い、夜の森に入る。
    <ミミズクと夜の王>

    登場人物が全員キチガイで、SEXしまくりで近親相姦までするし、道徳的な観念が全くない。
    そんな高校生たちの青春の日常。
    <ROOM NO.1301おとなりさんはアーティスティック!?>

    殺人を強制される精神状態になった優しい人が恋をする。
    その気持ちに共感し、次の行動が読める刑事がいた。
    しかし刑事は、もう刑事としての仕事を行いたくなかった。
    <レッド・ドラゴン>

    ゴミとも呼ばれるような男が、ボクシングを行い、恋をして、自分がクズでない事を証明する。
    <ロッキー>

    アシタカは、人助けでもらった呪いで、故郷を追われる。
    そして呪いの根源を発見するも、そこでは苦しみながらも一所懸命に暮らしている人たちがいた。
    <もののけ姫>

    かつて大切な仲間を失い、それ以来ずっと仲間割れをさせてから人殺しをしてきた男。
    そこに堅い絆で結ばれた海賊団がやってきた。
    <ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島>

    敵対する両家。その子供同士が恋に落ちる。
    それが世界の崩壊すらも引き起こす大問題に発展してしまう。
    <ロミオxジュリエット>

    盗難事件を潜入捜査しているつもりだったが、犯人を尊敬し、犯人の妹に惚れ、カーレースの魅力にとりつかれ、犯人の逃走を手伝ってしまう。しかし、それは失恋を意味していた。
    <ワイルドスピード>
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