2014
    04.22

    キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

    私は、ウジウジした軟弱な主人公が、成長し、ヒーローになる作品を面白いとは思いません。むしろ強き者が持つ悲しみとか孤独のような要素を描いた作品に惹かれてきました。
    言い換えれば、共感できる主人公よりも、憧れられる主人公が好きって事です。

    しかし強ければ良いという簡単な話ではありません。
    作中に、こんなセリフが出てきます。
    「強者は生まれつき力が強く、力に敬意を払わない。だが弱者は、力の価値を知っている。そして憐れみも」
    キャプテン・アメリカは、私が心から尊敬できるヒーローかもしれません。
    祖国の為に。
    親友の為に。
    正義の為に。
    盾を武器にして戦う。
    本当に強き者は、誰よりも優しい人だと語られた名作でした。


     キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー [DVD]

     脚本家コンビ:クリストファー・マルクス
     スティーヴン・マクフィーリー


    ≪あらすじ≫
    1942年のノルウェー。
    一人の老人が、ある棺を隠していた。
    かのオーディンが持っていたコズミック・キューブがあるらしい。それがヨハン・シュミットの手に渡った。

    その頃、若者たちが裸で、入隊試験を受けていた。
    そこで不合格になった若者がいた。
    名前はロジャース。

    ロジャースは、誰よりも正義感が強かったが、体が弱かった。背が低いし、病気もある。しかし友人たちが命がけで戦っている時に、工場で座っているなんて耐えられない。
    ロジャースは、何度でも入隊試験を受けるつもりだ。
    受かるまで続ける。

    そこに風変わりな博士が現れた。
    「ナチスを殺したいか?」
    しかしロジャースの答えはノーだった。
    誰も殺したくない。
    でも祖国の為に戦いたかった。

    ロジャースは、博士に気に入られ、兵士になる。

    ロジャースは、エージェント・カーターという女が監督する師団に配属された。
    ロジャースはテストに合格し、ある血清を注入される。
    そして偉大な変身を成し遂げた。

    今日からムキムキのマッチョマンだ!!

    この偉大な実験を盗んでやろうと、ヨハン・シュミットは密偵を出していた。その密偵が、博士を殺し、ロジャースの怒りを買う。
    ロジャースは、密偵を追い詰めるが、自殺されてしまった。しかし、成果はあった。
    密偵が、ヨハンの手の者である事や、未知の技術を使っている事が明らかになる。

    そして何より、追いかけている最中のロジャースが多くの人に目撃され、話題になった。

    ロジャースは、キャプテン・アメリカとなり、ショーに出演して、国債を売った。
    その金で買った弾で、ナチスを撃ち殺せる。
    下らないショーだが、これも戦争の一部だった。
    しかし兵士たちからすれば、茶番でしかない。

    ロジャースも現実を理解していた。
    もしショーを辞めれば、モルモットとして研究所に閉じ込められる。
    前線で戦えないのは残念だが、もともとの体格を考えれば、今でも充分に戦争に参加できていた。

    個人としては優秀だが、一人では作戦行動の邪魔になる。
    そこに、エージェント・カーターが来て、戦死者たちの現実を教えてくれた。
    しかし捕虜になった兵士の話を聞いて、ロジャースは仕事を思いついた。

    前線より50キロも奥にある山の中に捕らえられた仲間たち。
    彼らを助けられるのは、ロジャースしかない。
    ロジャースは単身、敵地へと乗り込んだ。

    森の中にある最先端の技術で作られた工場。
    そこは偶然にも、ヨハン・シュミットの工場だった。
    ヨハンは、ロジャースの姿を見るや否や、工場を爆発させた。

    ヨハンは、博士を知る人物だった。
    ヨハンも、博士の実験体であり、ロジャースと同じ力を持っている。しかし今は戦う時ではないようだった。

    ロジャースは、400人もの仲間たちを連れて、前線基地へと帰ってきた。しかも多くの情報と兵器を持ち帰る。ロジャースは、本物のキャプテン・アメリカとなり、新たな装備も手に入れた。

    円形の盾で身を守り、その盾で敵を殴る。
    さらに自分の部隊を持ち、敵陣内での潜入任務を担当した。
    ロジャースの精鋭部隊は、獅子奮迅の活躍を見せる。
    しかし犠牲もあった。
    ロジャースは、大切な友人を失う。
    悲しいが、ロジャースが孤独ではない証拠でもあった。

    ロジャースは、仲間たちの協力を経て、ヨハンを追い詰めた。
    追い詰められたヨハンは、コズミック・キューブを掴む。
    そして、その力に飲み込まれてしまった。

    もちろんロジャースも無事では済まなかった。
    ロジャースは目覚めに、70年ほどの月日を費やした。

    【click!】

    ≪感想≫
    すげーカッコイイよ!!
    なんだよキャプテンってよお!!
    アンタ最高だよ!!
    たった一人で、敵地に潜入して仲間を助けるとか、それだけで俺は涙が出ちまうよ!!

    こんな事を書くと問題あるかもしれませんが、私はキャプテン・アメリカの中に、自衛隊が見えました。
    決して攻撃しない自衛組織であり、隣の国を爆撃する装備すら保有できないように厳しく管理されている。しかし本土内であれば、どの国よりも強いとされており、日本を侵略しようとする国々から恐れられている専守防衛の部隊。

    今ちょうど、海外に住む自国民を守るべきかについて議論されていますね。
    私が海外で事件に巻き込まれたら、自衛隊に助けてほしいです。
    アメリカ軍や現地の軍隊よりも、祖国の自衛隊に助けてほしい。
    でも装備や日頃の訓練内容を考えると、極めて難しい事のようです。

    法律上もし海外で活動できるようになったとしても、私を助けてくれる直接的な行動は、おそらく無理でしょう。
    それでも助けに来てほしいと思う私は、少しワガママを言ってしまっているかもしれませんね。

    キャプテン・アメリカの部隊の中には日本人もいました。
    日系人と呼ぶべきかもしれませんが、なんとなく深読みしたくなる要素です。

    また、こんな格言が出てきます。
    「戦争は兵器で戦うが、勝利に導くのは人である」
    これは、ありとあらゆる事に言えそうですね。

    私などは、つい技術論に走ったり、道具にこだわり過ぎたりしてしまいますが、やるのは自分です。
    これを間違えたら、勝利はありません。

    また私は何度か「トム・クルーズの全力疾走は絵になる」という話を書いています。
    本作にトム・クルーズは出てきませんが、筋肉ロジャースを演じたクリス・エヴァンスの全力疾走は、トム・クルーズ並に絵になりました。
    どうやら私は、短距離陸上選手のような走り方が大好きみたいです。
    馬でも人でも、走る姿って素敵です。
    <記事タイトル一覧><気に入った文章集>
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    その気持ちに共感し、次の行動が読める刑事がいた。
    しかし刑事は、もう刑事としての仕事を行いたくなかった。
    <レッド・ドラゴン>

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    <ロッキー>

    アシタカは、人助けでもらった呪いで、故郷を追われる。
    そして呪いの根源を発見するも、そこでは苦しみながらも一所懸命に暮らしている人たちがいた。
    <もののけ姫>

    かつて大切な仲間を失い、それ以来ずっと仲間割れをさせてから人殺しをしてきた男。
    そこに堅い絆で結ばれた海賊団がやってきた。
    <ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島>

    敵対する両家。その子供同士が恋に落ちる。
    それが世界の崩壊すらも引き起こす大問題に発展してしまう。
    <ロミオxジュリエット>

    盗難事件を潜入捜査しているつもりだったが、犯人を尊敬し、犯人の妹に惚れ、カーレースの魅力にとりつかれ、犯人の逃走を手伝ってしまう。しかし、それは失恋を意味していた。
    <ワイルドスピード>
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