2014
    04.02

    ウィッカーマン

    世の中には「ゴールデンラズベリー賞」という賞があるそうです。
    アカデミー賞の前夜に発表される賞で、アカデミー賞の逆っていうかジョークのネタにしたい作品を選ぶ賞だそうですね。

    本作は「最低作品賞」「最低男優賞:ニコラス・ケイジ」「最低スクリーンカップル賞:ニコラス・ケイジ:クマのスーツ」「最低リメイク及び盗作賞」「最低脚本賞:ニール・ラビュート」の分野にノミネートされています。

    私は、こんな事実を何も知らずに「あーニコラスケイジだー」という小学生がチョウチョを発見した的な感じで観てしまったので、かなり驚きました。


     ウィッカーマン [DVD]

     主演:ニコラス・ケイジ(タグ)
     備考:ウィッカーマンとは、木で作られた人型の檻で、人間やヤギなどを生きたまま焼き殺して自然への生け贄にする儀式を指すそうです。


    ≪あらすじ≫
    エドワードは、真面目に働く警察だった。
    バイクで、多くの人を取り締まってきた。そして時には親切な警官だ。

    ある時、親子の事故に遭遇してしまう。
    エドワードは必死に助けようとするが、ダメだった。
    その体験が、エドワードのトラウマになる。
    そして事故の後、爆発した車は登録されてないものだった事や、遺体の身元が明らかにならなかったと知らされる。

    そんな時、エドワードは、ある手紙を読んだ。
    昔の婚約者からの手紙で、行方不明になった娘を探してほしいとの事だった。

    ローワンという名の娘の写真が、エドワードが遭遇した事故で死んだ娘に似ていた。
    だが突然消えた婚約者を助けるべきか?

    エドワードは、手紙に書かれていた島へ行く。
    ここは個人の島で、勝手な上陸ができない場所だった。
    ケータイの電波も入らない。

    女ばかりの島で、小さな虫すら殺してはダメな優しい島だった。
    そして子供が行方不明になったとは思えないほど落ち着いている。
    しかし婚約者は、娘が誰かに捕らえられているんだと主張していた。

    特定の虫にアレルギーのあるエドワードは、虫を殺す。
    そして強引な捜査で、ローワンが実在した証拠を掴んだ。
    しかしローワンは事故で焼死したと聞かされる。
    また、エドワードの荷物からテープが盗まれた。

    その夜、夜道を駆けるローワンの姿を目撃する。
    溺死したローワンの姿も目撃したが、これは夢だ。

    エドワードは、空き巣に近い方法で、独特の儀式について知る。
    ローワンは、去年の祭で選ばれ、豊作を祈る為に殺され、焼かれたかもしれない。

    そしてエドワードは、この島で「母なる神の化身」を名乗る女性に話を聞く。この島では、同意の上での殺人は合法で、女が男を支配し、男の赤子は生まれて間もなく殺される。
    そんな島のようだった。

    エドワードは、見捨てられた教会に、地下室を発見した。そして中に入り、ローワンを探していると、閉じ込められてしまった。しかし、ローワンに関する有力な証拠を手に入れた。
    その後、たまたま婚約者が近くを通り、助けてもらえた。

    エドワードは、祭に忍び込み、生贄にされかけているローワンを発見した。
    しかし、全ては罠だった。
    本物の生贄は、エドワードだ。

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    ≪感想≫
    かなり驚きました。
    と書きましたが、それはストーリー展開にも当てはまりますね。

    全体的に、ミステリーというか宗教くさい島で、なんとなく怪しい雰囲気が続いていました。そこから急に「ドーンっお前が生け贄だ!!」って感じです。

    私は映画を見ながら「メイドの子を無理矢理に連れて帰ってハッピーエンド」とか「もう娘は死んでいて、全てはエドワードの幻覚だった」とか「エドワードは島のしきたりを受け入れて、住人になる」みたいな展開を想像しながら、楽しく観賞していました。その中で、まさか最も私が嫌う終わり方をするとは……とても驚きました。

    でも全体的に、良い作りだったと思います。
    カリフォルニア州の警察官が、たった一人で、古代宗教が支配するワシントン州にある島に乗り込んだ。もう殺されて当然。しかしニコラス・ケイジが主演するほどの作品なら、そんなオチはないだろう。
    そこで「ドーンっお前が生け贄だ!!」です。

    何回も見たくなる映画ではない、っていうか二度と見返さない映画でしたが、見て損だったという映画ではありませんでした。
    エドワードが何度も幻覚を見るせいで、何が起こっても驚きにくくなってしまいますし、感情移入も薄れてしまいます。

    そういえばテープが盗まれた意味が理解できませんでした。
    「全てが順調だ」みたいな本だったと思いますが、それが奪われた事自体が暗示だったって事でしょうか。

    たぶん私が気付かなかっただけで、そういう暗示みたいな映像が映画内には多くあったんだと思います。
    何回か見れば、もっと楽しめるはずです。
    でも、その何回か、が絶望的に多い回数に感じられる映画でもありました。

    女の子たちに笑顔で「男根です!」とか言わせるよりも、もっと直接的なエロ要素を入れたら、何度か見る気になったような気もします。
    正直、小学生が「男根です!」と笑顔で言う映像は、喜ぶ対象が限られ過ぎている趣味でした。
    <記事タイトル一覧><気に入った文章集><ニコラス・ケイジ(タグ)>
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    盗難事件を潜入捜査しているつもりだったが、犯人を尊敬し、犯人の妹に惚れ、カーレースの魅力にとりつかれ、犯人の逃走を手伝ってしまう。しかし、それは失恋を意味していた。
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