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    2014
    03.15

    ソロモン流(ゲスト萩本欽一)

    Category: その他
    コント55号の萩本欽一さんの回でした。
    申し訳ありませんが、私にとって萩本欽一さんは、香取慎吾さんと一緒に仮装大賞の司会をしてらっしゃるという程度で、そんなに凄いコメディアンだとは知りませんでした。
    いや、知識として入ってはいましが、見た事がなかったという感じです。

    コント55号が舞台狭しと駆け回る姿をテレビで見た事もなければ、舞台を見に行った事もありません。
    それを、とても悔いた回でした。


     ユーモアで行こう! [ロング新書]

     著者:萩本欽一


    ≪あらすじ≫
    芸歴55年目を使えた萩本欽一。
    かつて週に五本のレギュラー番組を持ち、演出も担当。
    その視聴率を足すと100%を越える超人気芸人だった。

    しかし1985年に休業宣言。
    そして舞台に専念してきた。

    そんな萩本欽一が、コント55号と同じ数字になった芸歴に、舞台を降りる決意をした。
    体力の限界だった。
    もう、動きで笑わせられない。
    それがコメディアンである萩本欽一の最後だった。

    萩本欽一は、自身の集大成として、欽ちゃんファミリーの面々と最後の舞台を行う。

    しかし密着しても、萩本欽一自身は稽古をしない。
    話を聞くと、三日前くらいになってから動き出すらしい。
    そして、それまではひたすら演技指導だ。

    萩本欽一の演技指導は独特で「あーしろ、こーしろ」というのではなく「次は?」とアドリブを求めて、役者を追い込む。そして、ある程度まで役者が自分で笑いを生み出せるようになったら稽古終了。そのシーンは二度と稽古をしない。あとは本番だけしか演じないと決める厳しい方式だった。しかも台本にすら、片方にしかセリフがなくて、残りはアドリブだと書かれているほどだ。

    最初は、一対一から。
    最後は、みんなの前で話し合いながら、演者が自分の言葉で言うようになるまで追い込む。
    とんでもない方式だ。
    そして毎日、萩本欽一は「やり過ぎだったかもしれない。優しくした方がいいかもしれない」と反省していた。

    しかし、やり方を変えるつもりはない。
    三谷幸喜のような台本を書いては役者は育たないと萩本欽一さんは考えていた。

    今回の舞台で、萩本欽一さんが最も干渉した役者が、はしのえみだった。
    女には芸を教えない。嫁に行けなくなる。
    それが萩本欽一の持論だったが、はしのえみは結婚しても仕事を辞めず、萩本欽一の最後の舞台を飾るべく出演してくれた。
    萩本欽一は、それが嬉しかった。
    だからこそアドリブの稽古で厳しく追い込む。

    今までの舞台稽古とは違う追い込みに、はしのえみも期待に必死で応えようとした。
    しかし簡単には萩本欽一のコメディを理解できない。
    それにアドリブはセリフだけでなく、動きや、そのリズムにも及んでいた。

    タメとコミカルな動き。
    それを習得しなければいけない。
    しかし練習すればするほど、決められた動きになってしまい、アドリブ感が失われてしまった。

    いよいよ公演初日。
    萩本欽一は、初日に最も自信を持っていた。
    そして第一声で笑いをとり、動きでも笑いをとった。
    しかし出番を終えると座り込み、一歩も動けない状態で酸素スプレーを口に当てた。

    これが72才の萩本欽一。
    その最後の舞台だった。

    もうちょっとやりたかったねぇと、つい口に出してしまう。
    閉幕後、萩本欽一は、はしのえみに声をかけた。
    「よく頑張ったな」
    その言葉に、はしのえみの涙は止まらなかった。
    「頑張るのは当たり前って、ずっと言われてたので、頑張ったねって口で言ってもらったのは初めてだったんで、嬉しかったです」
    萩本欽一は「笑いとは?」という問いに対して「欽ちゃんも喜ばせた素敵な夢、職業」と答えた。

    【click!】

    ≪感想≫
    コント55号も台本などなく、設定とアドリブだけで笑わせていたそうです。
    ある意味では、これが究極の笑いであり、理想的な演技かもしれませんね。

    「よく練習したな、とお客さんに言わせるとプロって感じがしない」という言葉には感動しました。
    時には、舞台のシーンひとつを一切練習せずに公演初日を迎える場合もあったそうです。

    この点に関して、坂上二郎さんとケンカをする事もなかったと言うんですから衝撃ですね。
    番組中で何度も、萩本欽一さんは坂上二郎さんをアドリブの天才だと評価していました。

    そんなコント55号にはルールがあったそうです。
    夢を語らない。
    一緒に食事をしない。
    一緒に遊ばない。

    ズレるとケンカになるからだそうです。そして何者だか理解し合わないまま仕事をしていくべきだと考えていたそうです。
    だからこそ、坂上二郎さんが脳梗塞で倒れた時、二人の仲は深まったと感じたかもしれません。

    また萩本欽一さんは、カメラ前では絶対に傘をささないそうです。
    もう72才なのに、雨に打たれながら浅草を歩き回る姿は、尊敬せざるを得ませんでした。

    視聴率100%男と呼ばれていた時代は、テレビ朝日で暮らしていたそうで、テレビ朝日でフジテレビの企画を考える日もあったと話していました。
    仕事場に泊まり込むとか、苦行でしかないと思いますが、それで人気タレントで居続けた萩本欽一さんって凄いですね。

    またはしのえみさんを追い込むシーンでも、全く容赦なし。
    しかも言っている事は全て正論で、はしのえみさんには言い訳の余地すら与えられていませんでした。
    ただ「やれないか?」と問われれば「やります」と気合を入れ直すだけ。
    目の前で萩本欽一さんがお手本を見せてくれても、急にできるようになるわけないのに。
    とんでもない稽古場でした。

    「一ヶ月の公演をして、毎回だいたい同じ事をしていたら、それは一ヶ月前に完成している。それならテレビでいい」という趣旨の話もされていました。
    舞台。というものの本質を感じた気がします。

    話は逸れますが、萩本欽一さんの昔の写真が、大泉洋さんにソックリに見えました。
    なんだか話し方も似ている気がします。

    大泉洋さんは子供の頃、テレビばっかり見て育ったと聞きました。
    もしかしたら大泉洋さんは、コント55号の影響を深く受けているかもしれません。

    また番組中で紹介される大半の事が、私が生まれる前の出来事で、なんとも微妙な気持ちになりました。

    以前、爆笑問題のお二人がラジオで「自分たちは激動の時代を生きた」という趣旨の話をされていました。
    私は、とても平和で穏やかな世界で生きています。
    それも全て、上の世代のおかげですね。
    でも、それが少し寂しく感じられた番組でした。
    <記事タイトル一覧><気に入った文章集>
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    <ドラッグオンドラグーン>

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    <フォレスト・ガンプ>

    カズキは、人助けをしようと思ったら殺されてしまい、逆に助けられてしまう。
    その過程で不思議な力を手に入れたカズキは、自分を助けてくれた少女の為に戦うと決意した。
    そしてカズキの心臓の代わりに動いている核鉄には、とてつもない秘密が隠されていた。
    <武装錬金>

    時空犯罪者を取り締まるはずのハルナが、時空犯罪を起こしてしまい、未来を失ってしまう。
    しかしその本当の原因は、主人公にあった。
    <僕たちのパラドクス>

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    しかし相棒が、その熱い正義感から小さなヤラセを行い、主人公の倫理観が崩壊する。
    <ボーダー>

    心から願えば叶う異世界に召喚された少女たちが、その世界の危機に立ち向かう。
    しかし、その危機こそが「願い」から生まれていた。
    <魔法騎士レイアース>

    物質を再構築する魔法。
    それで世界全体を作り変えようとする女神と、それに立ち向かう不死の魔法使い。
    <マテリアルパズル>

    デイヴには魔法使いの素質があった。
    そして1000年以上も前から続く戦いに終止符を打つ。
    それは魔法と科学の融合だった。
    <魔法使いの弟子>

    死に場所を求めていたミミズクが、美しい魔王に食べられたいと願い、夜の森に入る。
    <ミミズクと夜の王>

    登場人物が全員キチガイで、SEXしまくりで近親相姦までするし、道徳的な観念が全くない。
    そんな高校生たちの青春の日常。
    <ROOM NO.1301おとなりさんはアーティスティック!?>

    殺人を強制される精神状態になった優しい人が恋をする。
    その気持ちに共感し、次の行動が読める刑事がいた。
    しかし刑事は、もう刑事としての仕事を行いたくなかった。
    <レッド・ドラゴン>

    ゴミとも呼ばれるような男が、ボクシングを行い、恋をして、自分がクズでない事を証明する。
    <ロッキー>

    アシタカは、人助けでもらった呪いで、故郷を追われる。
    そして呪いの根源を発見するも、そこでは苦しみながらも一所懸命に暮らしている人たちがいた。
    <もののけ姫>

    かつて大切な仲間を失い、それ以来ずっと仲間割れをさせてから人殺しをしてきた男。
    そこに堅い絆で結ばれた海賊団がやってきた。
    <ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島>

    敵対する両家。その子供同士が恋に落ちる。
    それが世界の崩壊すらも引き起こす大問題に発展してしまう。
    <ロミオxジュリエット>

    盗難事件を潜入捜査しているつもりだったが、犯人を尊敬し、犯人の妹に惚れ、カーレースの魅力にとりつかれ、犯人の逃走を手伝ってしまう。しかし、それは失恋を意味していた。
    <ワイルドスピード>
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