2014
    01.19

    注文の多い料理店

    Category: オススメの本
    たぶん宮沢賢治さんの作品で最も有名な作品だと思います。
    いや「銀河鉄道の夜」の方が有名でしたね。
    ともかく「よだかの星」とか「セロ弾きのゴーシュ」よりは有名だと思います。たぶん。

    少なくとも私に「宮沢賢治と言えば?」と問えば本作の名前を挙げます。


     注文の多い料理店 (新潮文庫)

     著者:宮沢賢治


    ≪あらすじ≫
    二人の若い紳士が山奥を歩いていた。
    腹は減ったが、山には獣一匹いなかった。
    そんな状況で、二人は西洋料理店「山猫軒」を発見した。
    不自然だが、腹が減っては考えられるものも考えられなくなる。

    店に入ると、たくさんの戸があり、金文字で歓迎の言葉や注意が書かれていた。
    二人は指示に従い、着物の泥を落とし、武器を置き、服を脱ぎ、体にクリームを塗り、頭から酢をかぶり、体に塩を揉み込んだ。
    そこで気がついた。
    「どうもおかしいぜ。」
    「ぼくもおかしいとおもう。」
    「沢山の注文というのは、向うがこっちへ注文してるんだよ。」
    「だからさ、西洋料理店というのは、ぼくの考えるところでは、西洋料理を、来た人にたべさせるのではなくて、来た人を西洋料理にして、食べてやる家ということなんだ。これは、その、つ、つ、つ、つまり、ぼ、ぼ、ぼ、ぼくらが……。」


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    ≪感想≫
    「昔の名作よりも、今の駄作の方が面白い」
    と私は考えています。
    その根拠となっているのが本作と「モルグ街の殺人」ですね。

    例えば本作では、服を脱ぐ少し前の段階で「あれ、これ紳士たちが食われるんじゃね?」と誰もが思ったと思います。それに気付かず、ハラハラしながら読み進めていた人なんて、まずいないはずです。

    昔に比べて、物が簡単に流通するようになりました。
    娯楽も溢れていますし、テレビをつければドラマやアニメを好きなだけ見られる時代です。
    本だって、昔は少数の賢人たちが書く重労働でしたが、今やパソコンをカタカタすれば書けるようになってしまいました。

    そういう環境に慣れた現代っ子は、本作を読んでも「コイツらはバカじゃねぇの?」と思うだけだと思います。

    一応「紳士たちも気付いていたけど、非現実的な話だし、怖いから確信が得られるまで自分を騙していた」と考えても筋が通りますが、それを読んでいて面白いかって考えると微妙だと思います。

    宮沢賢治さんは詩人であり、童話作家だそうです。
    童話といえば「オズの魔法使い」の著者であるライマン・フランク・ボームさんの言葉が頭に浮かびます。
    「グリムやアンデルセンの童話は、もう古典扱いされている。学校の道徳教育のおかげで、恐ろしい事件が起きたり、守り神や妖精が登場する物語は減り、子供たちは教訓抜きにして、お話を楽しんでいる」

    こういう時代の変化は、多くの宮沢賢治さんの作品からも感じられますね。
    もちろん教訓も大切ですし、文明人として生きる為に必要不可欠な教育だと思います。でも、お話自体が面白いようにできていなければ、誰も読みません。
    宮沢賢治さんなど、既に名が売れていて、亡くなられている方の作品なら読まれる機会もあるでしょう。でも、もし現代の新人作家が本作のような作品を書いたとしても、誰も評価しないと思います。
    そんな現代で、本という形になっただけでも、その作家はスゲーと思います。

    これだけ面白い物が溢れている世の中で。
    空想できるものは全て存在する世の中で。
    作り話を売って金儲けをするような人間は、異端の極みであり、才能か努力の塊のような存在だと感じます。

    改めて、そんな事を考えた作品でした。
    <記事タイトル一覧><気に入った文章集><オズの魔法使い><カウボーイ ビバップ 天国の扉>
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    <魔法騎士レイアース>

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    そして1000年以上も前から続く戦いに終止符を打つ。
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    <魔法使いの弟子>

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    <ミミズクと夜の王>

    登場人物が全員キチガイで、SEXしまくりで近親相姦までするし、道徳的な観念が全くない。
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    <ロッキー>

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    そして呪いの根源を発見するも、そこでは苦しみながらも一所懸命に暮らしている人たちがいた。
    <もののけ姫>

    かつて大切な仲間を失い、それ以来ずっと仲間割れをさせてから人殺しをしてきた男。
    そこに堅い絆で結ばれた海賊団がやってきた。
    <ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島>

    敵対する両家。その子供同士が恋に落ちる。
    それが世界の崩壊すらも引き起こす大問題に発展してしまう。
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    盗難事件を潜入捜査しているつもりだったが、犯人を尊敬し、犯人の妹に惚れ、カーレースの魅力にとりつかれ、犯人の逃走を手伝ってしまう。しかし、それは失恋を意味していた。
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