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    2013
    12.27

    スクライド 第7話「橘あすか」

    「スクライド(記事)」で最も好きな回です。
    カズマからは「ゴッドファーザー(記事)」のビト・コルレオーネに近い気質を感じますね。

    この回を見てしまったから私はスクライドファンになったと言っても過言でもありません。
    というかカズマくんのファンですね。

    そして私同様、カズマくんに感化される橘あすかさんに強い共感を覚えましたね。
    というか「私も変わりたい!」と強く思った回でした。


     スクライド 7 [DVD]

     主演男優賞(声):カズマ(保志総一郎)
     助演男優賞(声):橘あすか(岩永哲哉)


    ≪あらすじ≫
    戦闘中に崖が崩落し、カズマと橘あすかは地中に閉じ込められてしまった。
    協力し合わなければ死ぬ。
    その状況ですら、カズマは戦意を失っていなかった。

    カズマは、ロストグラウンドで生活するアルター能力者。
    橘あすかは、市街で市民権を得たHOLY隊員だった。

    価値観も生き方も違っている。相容れるはずがない。

    橘あすかは、カズマを嘲笑った。
    「貴方も市街に来れば今の自分が いかに滑稽か認識できるでしょうね」
    「そんなのオレは ごめんだね」
    「なぜです? 市民として生まれ変われるのに」
    「じゃあテメエは生まれ変わったのかよ」
    「・・・先を急ぎます」


    二人は探索の末、旧市街の地下街を見つけ出す。
    そこで、ひとときの休息を得る。

    「ひとつ疑問があります。貴方はなぜHOLYに入らないのですか? 僕のように市街に住めば、明日の食事を気にする必要もない」
    「断言できるのかよ?」
    「どういう意味ですか」
    「・・・だいぶ前になっちまうがよ。俺はある仕事で市街にもぐりこんだ事がある。確かにどいつもこいつも楽しそうに歩いていたよ。同じような顔で笑って、同じ方向に歩いて、同じような服を着て・・・ふんっ。うさんくせぇくれーにな」
    「なんて一面的な。人は平等であってこそ――」
    「ソレよ! その平等ってヤツ! そいつが気に入らねえ! オレたちはみんな違ってるのが当たり前だろ」
    「そんな事はありません。だったら不幸な人は、不幸であり続けなければならない」
    「不幸でなくなれば良い!」
    「人は誰でも平等に幸せになる権利があります。その手助けをしては――何で笑うんですか!」
    「ちゃんちゃら可笑しいぜ。オレらを捕まえようとしているヤツが そんな事を言うとはな。他人がオレの事を幸せとか不幸とか言うんじゃねーよ。それが見下してるって言うんだ!」
    「で、でも・・・」
    「それにオレたちはアルター使い。普通のヤツとは違う・・・確かにオレはダメ人間だ。そこにクズとウスノロを足してもいい。だがオレにはアルターがある。コイツは裏切らない。コイツはオレがオレである証だ!」


    そこに未知のアルターが襲撃してきた。
    未知のアルターに出会ったカズマと橘あすかは全く逆の行動を取った。

    カズマは戦闘態勢を取り、橘あすかは逃げようとした。
    「何やってんだ! そっちはさっき来た道だ! 出口を探すんじゃなかったのか!」
    「こんな所で戦ったら崩落の危険があります!」
    「だからって逃げてどーする!」
    「対策を練るんです!」
    「イヤだね」
    「どうして!」
    「諦める方向に行きたくねぇ!!」


    カズマは崩落の危険を承知で戦うつもりだった。その戦意には理由がある。

    「オレはなぁ。しょうがねぇ。運が悪かった。自分には出来ない。明日やれば良い。そんな事を言ってる奴らを ごまんと見てきたんだ! けどよ、オレにはどーしてもソイツらが何かするとは思えねぇんだ! だから確かめるのさっ! オレは違う! 絶対違ってやるってな!!」

    橘あすかは、カズマの言葉と戦う姿勢に心を動かされた。
    「バカですよ貴方は・・・いえ、こんな事をしている僕も!」
    橘あすかは戦略的撤退を止め、攻撃に転じていた。

    橘あすかは思った。
    「なぜだろう? 突き動かされてしまう。嘆きも悲しみもなく、ただ前を向いているだけの愚かしい男に何故か僕は! ・・・感銘すらしている」

    そして戦いながらカズマはアルター能力者を見つけた。
    少々珍しい能力者。動物のアルター使いだった。
    二人は戦いを止めた。
    この動物は、子供たちを守ろうとしていただけだ。
    「僕が この動物を制御します」
    「やめろ!」
    「え? 倒そうとしていたのは貴方でしょう?」

    「事情が変わった。コイツの所に勝手に入ったのはオレたちだ。コイツが抵抗するのは当たり前だろ。オレがコイツでもそうしている」
    「貴方がHOLYに逆らったようにですか?」
    「お前はどーなんだよ」
    「僕はHOLYとして・・・違う。守るべき者、維持したい事があるから戦っています!」
    「だったらコイツと同じじゃねえか」


    しかし戦闘の影響で、崩落が始まってしまった。
    カズマは身を犠牲にして動物と橘あすかを守る。

    「ま、やみくもに突っ走ってもダメな時もあれば冴えない事もあるけどよ・・・たまには良い事もある」

    崩落によって新しい道ができて、カズマと橘あすかは地上に出られた。
    そして、二人は向かい合う事になる。

    橘あすかは恋人であるキャミィに会う為に、カズマを倒してHOLY隊員の地位を取り戻さなければならない!
    カズマも中断されたケンカの決着を望んでいた。
    「オマエは人を見下すイラつく野郎だ!」
    「貴方は下品で鼻持ちならない男ですよ!」
    「ああムカつくね! ムカつくが・・・嫌いじゃない」
    「僕も貴方の生き方を否定するつもりはありません。いや、むしろ羨ましい」


    二人の間には、友情が芽生えていた。
    「だけど! 譲れないモノがあります!」
    「ああ、渡せないモノがある!」
    『その為には、戦うしかない事もある(ります)!』


    【click!】

    ≪感想≫
    最後の戦いの最中、橘あすかは思いました。
    「いったん受け流して背後から!」
    その次の瞬間には、橘あすかは負けていました。
    「まただ・・・また僕は迷ってしまった・・・譲れないモノがありながら、こんなにも簡単に諦めてしまった。あの時も、あの時も。偶然迷い込んできた幸せを、どうにか維持しようとしてもがくだけの毎日。キャミィ教えてよ。僕は本当にキミの事が好きだったんだろうか。それともHOLYにいたかっただけだったんだろうか・・・本当は、誰かに何かを言ってもらいたかったのかもしれないよね」

    この橘あすかに共感しない野郎がいるかよっ!!

    「やろう!」と覚悟した次の瞬間にも諦めてしまいそうな自分がいます。
    いつだって自分の敵は自分だと感じます。
    しかしカズマを見ると「違う!」と言いたくなります。
    彼は歩く事もままならないほど消耗していながら、渾身の一撃で橘あすかを沈めました。

    負けた橘あすかは思っていました。
    「僕に・・・できるだろうか・・・掴む事が・・・違う! 勝ち獲るんだ! その為に何としても市街に戻る! そして見極めるんだ。自分が何を必要としているのか。何を求めているのか!」

    私も勝ち獲らなければいけません!
    つーか男子たるもの自分が目指す勝利を向かってGOですよ!!
    と言っても、保身に走ってばっかりですけどね。
    「守る為に」と言えば聞こえは良くなりますが、私がしている事はカズマくんとは真逆な気がします。

    「諦める方向に行きたくねえ!!」
    という部分だけは、なんとか頑張っています。

    思いっきり私の人生に影響を与えた回でした。
    <記事タイトル一覧><気に入った文章集>
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    <ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島>

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