2013
    10.18

    世界の中心で愛を叫ぶ(全11話)

    Category: その他
    二時間しかない映画よりも、10時間以上あるドラマの方が物語を深く描けるはずです。
    特に、学園モノのリアリティは独特ですね。
    うぜぇ先生とか、女子の意味不明なプライド戦争とかは、見ていて昔を思い出しました。

    めちゃイライラしましたが、ナウい学生が見たら違った感想を持つかもしれません。
    そして、そのウゼェ先生が終盤、良い味を出してくれていましたね。

    やっぱり生徒に一番近い大人は、親ではなく教師だと思います。
    うざったい面もあり、優しくもあり、お節介です。

    でも学生には、それが必要です。


     世界の中心で、愛をさけぶ <完全版> DVD-BOX<完全版> DVD-BOX

     出演:山田孝之、綾瀬はるか、高橋克実、三浦友和 他


    ≪あらすじ≫
    松本朔太郎は、7月2日に過労で倒れた。理由は、仕事の疲れだけではない。
    17年という月日さえも、彼を癒してはくれなかった。

    17年前、まだ松本が高校生だった頃、広瀬アキに出会い、恋をした。
    彼女は、よく笑う、お茶目な娘だった。負けず嫌いで、可愛くて、松本を好いてくれた。
    しかし松本くんはアキの手のひらの上でクルックル踊らされてばかり。

    松本くんは、アキと結婚したいとすら思っていたが、アキには通過点でしかなかった。
    アキは将来、絵本に関する仕事をしたいと思っていた。

    そんなアキが突然、鼻血を出したり、腕に妙なアザができるようになった。
    …………白血病だった。

    アキは、自分の病名を知らぬまま入院生活を送る。
    そして、白血病の患者と知り合いになる。
    アキと同じ薬を点滴され、五年以上も病気と戦っていた。

    アキは、松本くんにカマをかけ、自分の病名を聞き出す。
    なんとも残酷な手段だ。
    凹んだ松本くんを励ましたのは、その原因でもあるアキだった。
    「大丈夫だよサクちゃん、夜は必ず明けるんだよ」
    しかし、アキは友達になった白血病患者の死を知って、希望を失ってしまった。

    アキは、自殺する。

    松本くんは、自分に言い聞かせるようにアキを励まして、自殺を食い止める。
    二人は、互いに負担をかけながら、互いを支えながら、闘病生活を送る。
    やがてアキちゃんは、死に方を探すようになる。

    松本くんに出来る事は、あまりに少なかった。

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    ≪感想≫
    男子学生同士の読み合いが深くてリアリティがありましたね。しかも第一話で悲しい運命が明らかになっているぶん、切なさが破裂しそうでした。
    時間に猶予があり、登場人物のリアリティ心の変化を察する時間をタップリ用意してもってます。

    おかけで切なさツラいわ!

    作中、ウォークマンによる交換日記が行われていました。
    カセットテープに自分の日常を吹き込んで、相手の下駄箱に仕込む。

    これ素敵だなー、とか思いましたね。字が下手なことを気にする必要もないし、ノートの表紙の恥ずかしい文字を見られることもないし。物語のアイディアとしても、ベタ展開ながら一風変わっていました。

    また優等生ジレンマの描かれ方も感動しましたね。そして彼女への接し方も最高でした。

    そのせいもあり、こっちまで泣きたくなるような展開でしたね。

    本当に心が痛むわ!!!
    ツラい!!
    悲しい話だ!!

    中でも、アキの考え方に泣きました。
    「すごく幸せな人でも、すごく不幸になることもあるじゃない。どんな人生でも、プラスマイナスゼロになる気がする」
    そして松本くんは、自分のプラス分をアキに回してもらうように神様に祈っていました。
    優しい子ですわ。

    でも、最初から結末が描かれている分、退屈したドラマでした。
    どーせ死ぬんだと思ったら、何もかもが無駄に感じられます。
    アキの努力も、松本くんの想いも、俺の人生も。

    しかし、見ていくうちに、徐々に考えが変わってきました。
    アキちゃんに治ってほしい!!
    松本くんの頑張りに神様が応えてくれ!!
    物語にも関わらず、そう願いたくなる話でした。

    なんとなくバカにされてた作品のイメージがありましたが、かなりの名作だと思います。
    「ロミオとジュリエット」や「AIR」が好きな人は、間違いなくハマるはずです。
    そこに友情と、親の愛と、恋の苦しみに、涙が止まりません。

    また恋愛の良い面だけでなく、苦しい面を、いくつかの方法で描いている脚本も最高でした。

    以前「もののけ姫好きから見た千と千尋の神隠し」でも書きましたが、私はヘタレ主人公が成長していく話が嫌いです。
    本作も、それに該当しますが、素晴らしい出来でした。

    もう残り少ない彼女に、できる限りの事をするべく、ヘタレな自分を置き去りにして走る。
    その姿に涙が出ました。
    思えば私が、大好きな「テイルズオブエターニア」の主人公リッドも似たような成長をしていましたね。
    私の好きな「走れメロス」も、若草物語も、誰かの為に何かをする話です。
    どうやら、これが私のツボのようです。

    私自身が、誰かの為に何かをした事のないクズだから、なおさら強く感じたかもしれませんね。

    松本くんは、アキちゃんがピンピンしていて、自分が病気になった夢を見るような子です。
    泣かないアキちゃんの代わりに、泣いてあげるような男です。
    こんなに優しい子が好きになった娘が、白血病で死ぬなんて、考えたくもありません。

    酷い話です。
    こんな悲劇は嫌です。
    微塵も素敵じゃありません。
    でも心動かされる素晴らしいドラマでした。

    私が一番泣いたシーンは最終回の、松本くんのパパさんが、アキちゃんのパパさんに謝る場面でした。

    全編通して、良い役割を果たしたパパさんたちでした。
    彼らなくして、この悲劇は成立しなかったように思います。
    <記事タイトル一覧><気に入った文章集><走れメロス><ロミオとジュリエット>
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    <魔法使いの弟子>

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    <ミミズクと夜の王>

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    その気持ちに共感し、次の行動が読める刑事がいた。
    しかし刑事は、もう刑事としての仕事を行いたくなかった。
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    <ロッキー>

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    敵対する両家。その子供同士が恋に落ちる。
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    盗難事件を潜入捜査しているつもりだったが、犯人を尊敬し、犯人の妹に惚れ、カーレースの魅力にとりつかれ、犯人の逃走を手伝ってしまう。しかし、それは失恋を意味していた。
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