2012
    11.16

    博士の愛した数式

    Category: オススメの本
    彼の事を、私と息子は博士と呼んだ。そして博士は息子を、ルートと呼んだ。息子の頭のてっぺんが、ルート記号のように平らだったからだ。

    博士の愛した数式 (新潮文庫)博士の愛した数式 (新潮文庫)
    (2012/07/01)
    小川洋子

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    主人公の"私"は家政婦。
    脳に障害があり、80分前までの事しか覚えていない博士の家で働く事となった。
    80分より前の事は覚えていないが、それは17年前の事故が原因。それ以前の事は覚えているし、体は健康だ。

    初日「新しい家政婦です」と名乗った私に、博士は「君の靴のサイズはいくつかね」と聞いた。
    一言の挨拶もなく、お辞儀もなく、名前を聞く前に靴のサイズを聞いたのだ。
    博士は、なによりも数字を愛している人だった。

    朝起きても何も覚えていないため、服のあちこちにクリップでメモがとめてある。
    その後、博士は私に息子がいると知り、動揺する。
    「他人の晩御飯を作っている間に火事が起きたらどうする!」と怒り、明日から息子を連れて来るように約束させた。

    【click】

    随所に、母親だなぁ、と思わせる描写がありました。
    悲しい話ですが、読んでいると心の中が温かくなるのは、それが原因でしょう。
    そして同時に1人の卑しい女性としてのおちゃめな一面も描かれていました。

    彼女だけではなく、多くの人が魅力的に書かれています。


    完全数、友愛数、双子素数など、いろいろな言葉が出てきますが、ルートくんの算数ドリルを博士が手伝う話も出てきます。
    その姿は父親のように優しく、ほほえましい光景でした。
    数字が好きで、ニンジンが嫌いな博士が可愛く思えます。

    作中「数字の関係性は、発明ではなく発見だ」という話が出てきます。
    博士の言う通り、数字は人間が生まれるよりずっと前から存在し、人間はその一部を理解しているだけなのでしょう。
    数学ドロップアウト組の私が言うべきではありませんが、やはり数学は壮大で魅力的です。
    ちなみに私は図形が苦手でした。
    小学生の時、図形を何分も唸りながら睨んでも答えがわからず、先生が黒板に「ここに補助線を足して」と線を書いた瞬間、今までサッパリわからなかった問題が簡単に解けてしまった感動を、私は忘れません。

    作中には、野球に関する数字も登場します。
    野球は、打率打点本塁打を筆頭に、防御率やWHIPなど、さまざまな数字が評価され、議論されています。
    ここが野球の面白いところであり、野球ファンの頭がおかしくなるポイントでもありますね。「博士の愛した数式」では贔屓なく、その両方の部分が描かれていました。

    いつどんな場合でも、博士が私たちに求めるのは正解ではなかった。
    何も答えられずに黙りこくってしまうより、苦し紛れに突拍子もない間違いを犯した時の方が、むしろ喜んだ。


    こういう先生なら私も……と思いますが、それでもダメっぽい感じがしますね。
    残念ながら、この本の後半に登場した数式の美しさを理解できませんでした。
    ただ1+1=2よりも1-1=0のほうが美しい気がします。
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    小川洋子 『博士の愛した数式』(新潮文庫)、読了。 あまりに映画がヒットしたので、ちょっと距離を置いていたのですが、 これは、読んでおいてよかったです。 母子の愛情とか
    『博士の愛した数式』 dot 観・読・聴・験 備忘録dot 2012.12.23 22:33
    コメント
    おはようさんです♪
    「博士の愛した数式」本は読んでませんが、映画を見ました。
    なかなか、面白かったです。
    こういう先生なら・・・というのは、私も思いました。(笑)
    数学は誰でも、いろいろな考え方(解き方)をしても、決まった答えにたどりつくところが安心できますね。
    私は、パズルをはめこむような美しさを感じます。
    いぱおかんdot 2012.11.16 10:23 | 編集
    いぱおかんさん、おはようさんです♪

    >「博士の愛した数式」本は読んでませんが、映画を見ました。
    私も映画を見ましたが……ぜひ、本を読んでみてください(笑)

    >数学は誰でも、いろいろな考え方(解き方)をしても、決まった答えにたどりつくところが安心できますね。
    >私は、パズルをはめこむような美しさを感じます。
    そうですね。
    パズルを解いたときのような、独特のスッキリ感があります。
    違う解き方をしても同じ答えにたどり着くという部分も面白いところですね。

    コメントありがとうございました。
    ハマの三文芝居dot 2012.11.16 23:07 | 編集
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    その過程で不思議な力を手に入れたカズキは、自分を助けてくれた少女の為に戦うと決意した。
    そしてカズキの心臓の代わりに動いている核鉄には、とてつもない秘密が隠されていた。
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    時空犯罪者を取り締まるはずのハルナが、時空犯罪を起こしてしまい、未来を失ってしまう。
    しかしその本当の原因は、主人公にあった。
    <僕たちのパラドクス>

    主人公は心から相棒を尊敬していた。
    しかし相棒が、その熱い正義感から小さなヤラセを行い、主人公の倫理観が崩壊する。
    <ボーダー>

    心から願えば叶う異世界に召喚された少女たちが、その世界の危機に立ち向かう。
    しかし、その危機こそが「願い」から生まれていた。
    <魔法騎士レイアース>

    物質を再構築する魔法。
    それで世界全体を作り変えようとする女神と、それに立ち向かう不死の魔法使い。
    <マテリアルパズル>

    デイヴには魔法使いの素質があった。
    そして1000年以上も前から続く戦いに終止符を打つ。
    それは魔法と科学の融合だった。
    <魔法使いの弟子>

    死に場所を求めていたミミズクが、美しい魔王に食べられたいと願い、夜の森に入る。
    <ミミズクと夜の王>

    登場人物が全員キチガイで、SEXしまくりで近親相姦までするし、道徳的な観念が全くない。
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    <ROOM NO.1301おとなりさんはアーティスティック!?>

    殺人を強制される精神状態になった優しい人が恋をする。
    その気持ちに共感し、次の行動が読める刑事がいた。
    しかし刑事は、もう刑事としての仕事を行いたくなかった。
    <レッド・ドラゴン>

    ゴミとも呼ばれるような男が、ボクシングを行い、恋をして、自分がクズでない事を証明する。
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    アシタカは、人助けでもらった呪いで、故郷を追われる。
    そして呪いの根源を発見するも、そこでは苦しみながらも一所懸命に暮らしている人たちがいた。
    <もののけ姫>

    かつて大切な仲間を失い、それ以来ずっと仲間割れをさせてから人殺しをしてきた男。
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    <ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島>

    敵対する両家。その子供同士が恋に落ちる。
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    盗難事件を潜入捜査しているつもりだったが、犯人を尊敬し、犯人の妹に惚れ、カーレースの魅力にとりつかれ、犯人の逃走を手伝ってしまう。しかし、それは失恋を意味していた。
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