2017
    09.23

    勝負論 ウメハラの流儀

    Category: オススメの本
    勝ち続けるとは、どういうことか?
    負けるが勝ちという言葉もあり、強者よりも努力したものが賞賛されやすい風潮の中で、勝ち続ける勝負論とは?



    <おおまかな内容>
    日本人として初めてプロのゲーマーになった男。
    そして「世界一長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」
    それはつまり、梅原大吾がゲームで勝ち続けていることの結果だ。

    スーパーマリオブラザーズに初めて触れ、放課後はゲーム一色。
    友人たちがサッカーや野球に移ろいでいっても、ゲームに夢中だった。
    しかしゲームには、Jリーグやプロ野球のような到達点がない。
    野球選手は、わざわざ野球の面白さをゼロから説明しなくてもいいのに、ゲーマーはゲームの面白さをゼロから説明しなければいけない。
    しかし前回の著書で、ゲーマー以外の方からも好評を得られ、また他種目の方との対談するなどの機会に恵まれ、成長の機会が得られた。


    勝ち続けるということは、成長し続けるということ。


    例えばRPGのキャラクターなら、レベルが上がるごとに能力が高まり、装備品も豪華になっていくように、成長が簡略化されている。
    しかし現実では、本人の努力の量が減れば、容赦なく、お腹はブヨブヨになってしまう。
    だから成長し続けなければならない。

    勝ち続ける人は、その後も勝ち続け、
    負け続ける人は、その後も負け続ける傾向がある。

    自分の成長が実感できている人は、その後も成長を続け、幸福感を持ち続けられるのに対して、
    自分は不幸だと感じてる人や、自分の成長を感じられない人は、不幸な自分を嘆き続け、何も新しいものを得られないでいる。
    先が見えない。自信がない。ツイてない。世の中が悪い。環境が良くない。
    そんな人に「頑張れ!」と言ってもツラくなるだけだ。

    10才の頃から、勝負で勝つことを目標に生きてきたが、介護の仕事を経て、価値観が変わった。



    ≪感想≫️
    いびつな、未完成な自分を抱えたまま走ればいい。
    とウメハラさんは言いました。
    なんかさー。切なくなるねー。
    でも少し救われた自分がいました。


    ウメハラさんが介護の仕事をしていたとき、ストリートファイターの新作が発表され、3年ぶりにゲームをしたそうです。
    そして、その場にいた全員をなぎ倒したというエピソードを読み、少し怖くなりました。
    「同じ人間同士がプレーしているとは思えないほど圧倒的な能力差があった」
    介護の仕事では、やらなきゃいけないこと、覚えなきゃいけないことに追われる日々だったというところから、自分にとってのゲームというものを再発見したというエピソードだったのですが、それにしてもやはりスゴイ!
    偶然の結果、世界一になったことが何回かある、というようなことが書いてありましたが、いやいや偶然じゃねえってばよ。
    やっぱり強いよ!


    長い間、先人たちが研究し、作り上げてきたものが「セオリー」なので、これを疑って研究しなおしても、変わらない。
    それでもセオリーを疑ってかかってしまう。
    そういう過程が基礎力をあげる的な話もあひました。
    ここがウメハラさんが世界一に輝く所以であり、私とは全く違う点なんやなぁと思いましたね。

    余談ですが、最近になって、私はぷよぷよというゲームに挑戦することになりました。
    全く知識がなく、ノウハウもない私は、二連鎖を組むのがやっと。。。
    そこでYouTubeなどで初心者講座を見て、階段積みやカギ積みなどを覚え、ゆっくりなら6連鎖までは組めるようになりました。
    わずか数時間のことです。
    これをもし、セオリーを疑って自力で考えていたら、6連鎖を組むのに何ヶ月かかるかわかりません。
    ただ、自分で考えて連鎖を組む過程を経たことで、10連鎖以上を組み合う勝負をなったときに、強さを発揮するのだと思います。
    私の脳みそでは、とても10連鎖以上を組めるようになるとは思えませんが、世界一を目指すなら、それだけの基礎を固める時間が必要なんだと思います。
    「成長の持続は、終わりのないレースだと思ってほしい」
    とも書いてありました。

    家族のおかげで、自分はゲームには夢中になれた。という話の説明で、ユニークな説明がありました。
    父も祖父も長男で、追いかけたい夢を探求できない事情があった。それは武道であったり、将棋であったりしたが、諦めるしかなかった。
    そんなウメハラ家が作ってきた「貸し」が今、利子がついて、まとめて返済されてきているのかもしれません。
    ってことだそうです。
    それで世界一になったんだから、すごいですよね。

    また、ウメハラさんが「麻雀は、敗者の顔を目の当たりにするからショックを受ける」という話をしていたのが印象的でした。
    相手を負かすのが楽しいのではなく、ゲームが上手くなるのが楽しい、友だちと何度も勝負するのが楽しい。そういうウメハラさんの気持ちが伝わってきた気がします。
    近年のウメハラさんは、どちらかといえば個性的なプレイヤーとなり、以前ほどギラギラの強さをまとっていないような気がしていましたが、そういう心理が作用しているからかもしれませんね。


    勝った分だけ、次に負けたときに叩かれる。
    という話がありました。
    「なんだあいつ、あの頃チャンピオンなんていってたのに、全然ダメだな」
    これがあるから、新作ゲームが出たときにスタートダッシュするのも良くないとまで書かれていたのが衝撃でした。

    また逆に、褒めることが戦術になっているという話がありました。
    自分の得意技を褒められ、いい気になり、それにあぐらをかいてダメになって行く人を何人も見てきたそうです。
    真剣勝負の世界でライバルに褒められたら、少し気をつけるくらいでちょうどいいそうです。

    そういえばニコ動ゲーム実況者のせんとすさんも「みんなに覚えてもらったフレーズや戦い方はしないようにしている」みたいな話をしていましたね。
    せんとすさんも格闘ゲーマーですから、そういう真剣勝負の世界に身を置いていた時期があったのかもしれません。


    ウメハラさんは、自分の欠点の中で、どうしても許せない点は克服し、そうでない些細な欠点は気にしないそうです。
    その克服した欠点が「人見知り」
    理由は「ゲーマー」との組み合わせが最悪だったから、だそうです。
    確かに、ゲームへの偏見を強めそうな組み合わせですね。

    梅原さんの価値観が詰まった本だったと思います。
    【click!】
    <気に入った文章集>
    関連記事
    トラックバックURL
    http://3m4bai.blog.fc2.com/tb.php/1281-bc67872b
    トラックバック
    コメント
    管理者にだけ表示を許可する
     
    ブログランキング・にほんブログ村へ
    にほんブログ村
      
    横浜DeNAベイスターズのマスコット
    スターマン
    favorite!!あらすじ集
    知恵遅れのサムが、最愛の娘の為に奮闘するが、現代社会や法廷に置いて、サムの行動は有効性がない。それでも人の心は動き、サムは娘と暮らせるようになる。
    <アイアムサム>

    トニーは兵器を売り、金儲けをしていた。
    そのしっぺ返しを食らい、目が覚める。
    そして頭脳と資金力を、正義の為に使うようになる。
    <アイアンマン>

    長年パシリだった弱虫が、そのパシリ生活で鍛え上げた感性と脚力で、アメフトのラインバックとして活躍する。
    <アイシールド21>

    男の妄想を全て注ぎ込んだような女性から告白される。
    しかし主人公である薫には、告白を受け入れられない悲惨な過去があった。
    <藍より青し>

    誰にも必要とされていないドジで何も知らないアンが、独自の想像力と七転び八起きの姿勢を武器に、立派な女性へと成長する。
    <赤毛のアン>

    少年は、旅をして暮らしたいからと全てを捨てて、羊飼いになった。
    そして旅をして、夢を実現しようと努力して、多くの物を手に入れる。
    <アルケミスト>

    イヴマリーの家系は、代々身体が弱く、早死にしていた。
    だからこそイヴマリーは、自分が生きた証を立てる為に、新しい名詠式の開発に挑んでいた。
    そしてイヴマリーは自分の全てを、血の繋がらぬ息子に託した。
    <イヴは夜明けに微笑んで>

    カールは、何に対しても消極的で、無益な男だった。
    そして唯一とも呼べる友人に誘われてセミナーへ行き、イエスマンになる。
    全ての誘いにイエスと答えてしまうカールは、さまざまな問題に巻き込まれてしまう。
    <イエスマン>

    宇宙人に襲われて、宇宙人の武器を奪って、宇宙人を倒す。
    <インディペンデンスデイ>

    船で生まれた少年が、一流のピアニストになる。
    しかし紆余曲折あり、少年は船と共に生涯を終える決意をする。
    それを、親友が阻止しようとする。
    <海の上のピアニスト>

    異世界に呼び出された少女が、肉弾戦で世界を救う。
    <ふたりはプリキュアmaxheart>

    誰にも必要とされていない。自分が行方不明になってもニュースにならない。
    そんな剛士が、異世界に行き、魔王となって魔物と共に生きる。
    そして即席の魔王に忠誠を誓い、戦死する魔物たちがいた。
    <A君(17)の戦争 まもるべきもの>

    夢と現実の区別がつかなくなった男が、世界を終わらせようとする。
    <COWBOY BEBOP 天国の扉>

    モノマネ達人の少年が、大好きな野球で甲子園を目指す。
    <風光る>

    偽善者を引退して、本当の恋をした雪野。
    しかし彼氏は、もっと深い闇を抱え、自分を偽っている人だった。
    <彼氏彼女の事情>

    神の力とも呼べる能力を持つ大男が、生きる事に疲れ、自ら死を望む。
    それを本当の犯罪者だと思っていた刑務官の目線から描かれた映画。
    <グリーンマイル>

    最強の人造ポケモンであるミュウツーが、クローンポケモンを作り、人間へ復讐しようとする。
    しかし、その戦いは無益で、悲しみしか生まなかった。そしてミュウツーは、命の尊さを知った。
    <劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲>

    海賊王を目指すルフィは、夢を追いかける人を笑わない。
    そして努力をバカにしたり無下にしたりする人を野放しにはしておけない。
    <劇場版ワンピース>

    死を恐れたアレンは、父親を殺して悪い魔法使いに仕えてでも永遠の命を欲した。
    そして間違いを重ね、テルーに命が続いていく事を教えてもらう。
    <ゲド戦記>

    仲間にハメられ、相棒を殺されたダニーが、他人を頼り、真犯人を探し出す。
    <交渉人>

    幽霊が見える少年が、地縛霊を開放させ、持ち霊にして、シャーマンファイトに挑む。
    <シャーマンキングpart1>

    苛められていても一生懸命に働いているシンデレラに、魔法使いが協力してくれて、王子様と結婚する。
    <シンデレラ>

    ハルヒは面白い現実を求めていた。
    その為にSOS団を結成し、世の中の面白い事を探そうと奮闘する。
    しかしハルヒこそが、何よりも面白い存在だった。
    <涼宮ハルヒの憂鬱>

    盗賊狩りをしているリナが、非常に価値のある盗品を手に入れてしまい、追われる立場となる。
    そして伝説上の怪物と出会ってしまった。
    <スレイヤーズ>

    不良かつバスケのルールも知らないくせに天才を自称する桜木が、たくさん練習し、試合中に工夫し、徐々に活躍していく。
    <スラムダンク>

    特殊な能力を持つ人間が、スポンサーを背負い、ヒーローとして活躍する。
    <TIGER & BUNNY>

    空から、言葉の通じない少女が落ちてきて、世界崩壊の危機を教えてくれる。
    しかし、その少女の母親こそが、世界崩壊を企てている犯人だった。
    <テイルズオブエターニア1>

    未来から来たロボが、将来すごい発明をする子供を殺そうとする。
    その子供は、未来人と現代人の間に生まれた子供だった。
    <ターミネーター>

    完全犯罪を好きなだけ起こせる兵器を手に入れた天才少年が、自慢の正義感を暴走させ、新世界の神になろうとする。
    <デスノート>

    まだドラゴンが空を飛んでいた時代。女神に選ばれてしまった妹を守る為にカイムは、死にかけのドラゴンと心臓を交換する「契約」を行う。
    <ドラッグオンドラグーン>

    魔王に封印された島を、主人公たちが謎を解いて復活させていく。
    <ドラゴンクエスト7>

    罪の意識から、自分を他人に提供する死に方を求めた男がいた。
    <七つの贈り物>

    知能指数が低く、良い人すぎるガンプは、事情を察知するのが遅れ、いろいろな事件に巻き込まれてしまう。
    <フォレスト・ガンプ>

    カズキは、人助けをしようと思ったら殺されてしまい、逆に助けられてしまう。
    その過程で不思議な力を手に入れたカズキは、自分を助けてくれた少女の為に戦うと決意した。
    そしてカズキの心臓の代わりに動いている核鉄には、とてつもない秘密が隠されていた。
    <武装錬金>

    時空犯罪者を取り締まるはずのハルナが、時空犯罪を起こしてしまい、未来を失ってしまう。
    しかしその本当の原因は、主人公にあった。
    <僕たちのパラドクス>

    主人公は心から相棒を尊敬していた。
    しかし相棒が、その熱い正義感から小さなヤラセを行い、主人公の倫理観が崩壊する。
    <ボーダー>

    心から願えば叶う異世界に召喚された少女たちが、その世界の危機に立ち向かう。
    しかし、その危機こそが「願い」から生まれていた。
    <魔法騎士レイアース>

    物質を再構築する魔法。
    それで世界全体を作り変えようとする女神と、それに立ち向かう不死の魔法使い。
    <マテリアルパズル>

    デイヴには魔法使いの素質があった。
    そして1000年以上も前から続く戦いに終止符を打つ。
    それは魔法と科学の融合だった。
    <魔法使いの弟子>

    死に場所を求めていたミミズクが、美しい魔王に食べられたいと願い、夜の森に入る。
    <ミミズクと夜の王>

    登場人物が全員キチガイで、SEXしまくりで近親相姦までするし、道徳的な観念が全くない。
    そんな高校生たちの青春の日常。
    <ROOM NO.1301おとなりさんはアーティスティック!?>

    殺人を強制される精神状態になった優しい人が恋をする。
    その気持ちに共感し、次の行動が読める刑事がいた。
    しかし刑事は、もう刑事としての仕事を行いたくなかった。
    <レッド・ドラゴン>

    ゴミとも呼ばれるような男が、ボクシングを行い、恋をして、自分がクズでない事を証明する。
    <ロッキー>

    アシタカは、人助けでもらった呪いで、故郷を追われる。
    そして呪いの根源を発見するも、そこでは苦しみながらも一所懸命に暮らしている人たちがいた。
    <もののけ姫>

    かつて大切な仲間を失い、それ以来ずっと仲間割れをさせてから人殺しをしてきた男。
    そこに堅い絆で結ばれた海賊団がやってきた。
    <ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島>

    敵対する両家。その子供同士が恋に落ちる。
    それが世界の崩壊すらも引き起こす大問題に発展してしまう。
    <ロミオxジュリエット>

    盗難事件を潜入捜査しているつもりだったが、犯人を尊敬し、犯人の妹に惚れ、カーレースの魅力にとりつかれ、犯人の逃走を手伝ってしまう。しかし、それは失恋を意味していた。
    <ワイルドスピード>
    back-to-top