2015
    12.27

    会議に呼ばれる人 はずされる人

    Category: オススメの本
    この本を読んで、私はバレーボールが嫌いじゃなくなりました。

    という謎のフレーズを書いてしまいましたが、私は真剣です。
    真剣と書いてマジです。

    会議をバレーボールに喩えた説明は、わかりやすくて、頭の中でパッと映像化できるものでした。



    ≪あらすじ≫
    私は放送作家として、あるいはコンサルタントとして、年間2000件以上の会議に出席しています。

    ビジネスパーソンにとって最も重要なのは、まずその会議の場に「呼んでもらうこと」です。

    会議に呼ばれ、そこで新しい何かを見聞きすること、自分なりに一所懸命考えてみること、周囲の人たちと力を合わせてアイデアをまとめること、そして、ときにはコテンパンにやっつけられること……。そうした経験を積めば積むほの、ビジネスパーソンとしての評価は上がり、実力もついてきます。

    会議に呼ばれる人と、はずされる人では、10年後の評価と実力に圧倒的な差がつきます。
    だから、会議については、まず「呼ばれる人」になることがとても重要なのです。

    会議ですべきことは「賢い自分を見せること」ではありません。

    本書では、会議の本質について考え、その上で必要なテクニックを解説していきます。

    会議では、ここに「自分が考えた最高のアイデア」を出し合う場ではありません。
    アーチェリー競技のように「一番的を得ている矢を放てるか」というゲームではないのです。

    会議は、バレーボールです。
    アイデアというボールを、限られた打数の中で、良いトスに変え、相手(顧客)にスパイクを打ち込むか。
    それが本当の会議の姿です。

    あなたは、ボールが下に落ちないように拾い続けなければなりません。
    「えーとあれ、何だっけ、ロボットの……」
    「アシモですか?」
    「そうそう」

    「いけない。あの資料を持って来れば良かった」
    「売り上げデータならここにあります」
    「おお気が利くね!」

    「ダメだ。俺のアイデアじゃ話にならない」
    「いえ、先輩、先ほどのご意見、面白かったですよ」
    「そうかな、じゃあもう一度考えてみるか」

    このようにあなたはボールを拾い続け、スパイクは偉い人に打ってもらいます。
    あなたがスパイクを打つ必要は、ほとんどありません。

    また会議では、予想外のことが発生します。
    それに対応できる力を身につけなければなりません。
    そのために必要なのが「シミュレーション能力」と「実戦経験」です。

    さらにプレゼン中でも、不穏な空気に気がつかなければなりません。
    プレゼン中は、誰も助けてくれません。
    意気揚々と話し終わった後で「それ前にもやって失敗してるやつだから。はい次の人」となったら、次の会議には呼ばれません。
    途中で空気の変化に気付き「すみません。途中ですが、下調べが足りていないようです。再調査いたしますので、次回にもう一度、発言の機会をいただけないでしょうか」などとミスを認めて、潔く引き下がるべきです。

    また発言は長くても7分以内に収めましょう。
    この時にも、周囲の反応を常に確認しながら話さなければなりません。

    会議中は、チームのトーンを気にしなければいけません。
    上司がハキハキ話すなら、私もそうするし、上司が乗り気でなければ、強引に押してはいけません。

    自分のハードルを上げすぎるな。
    自信満々に「この企画は成功します!」と言っているあなたを、誰も手助けしたいとは思いません。

    また意見を聞かれた際に、あなたは「期待された発言」が求められています。
    それは「あなたの考え」ではありません。
    周囲が求めるのは「あなたという役割が果たすべき発言」です。
    それがもしわからないなら、発言すべきではありません。
    立派なことを言おうとするなど言語道断です。
    周囲をしらけさせ、バカだと思われるだけでしょう。

    もしわからなければ、余計なことを言わないのが最善手です。

    意見を述べる際、誰かの提案や企画に賛同するかたちで発言し始め、その中に自分の発想や意見を混ぜていくと、味方を増やしながら発言できます。

    逆に、人の意見を否定して、自分の意見を通そうとしても、それはうまくいかない場合が多いようです。

    人の間違いを指摘するときも、
    「それ、間違ってますよ」
    ではなく、
    「すみません。今おっしゃった3つの理由のうち、二つ目について私は逆に思えてしまうのですが」
    などと、相手に賛同しながら、指摘すると相手のプライドを傷つけない。

    日本人が日本の企業で会議をするときに一番評価されるのは、日本語で的確に表現できることです。やたらとカタカナを使う人は「実はその意味をよくわかっていないから日本語にできないのだ」と。

    「えっと」が口癖の人は、これを言った瞬間にバカだと思われますので、出そうになったら飲み込みましょう。
    そもそも「えっと」の語感自体が落ち着きのない子どものような印象を与えます。正しい日本語として大人の世界では通用しない言葉です。
    「えっと」は口にするだけ損をする言葉です。封印しましょう。



    ≪感想≫
    「仕事ができる人」と周囲に認識してもらうために何が必要か?
    それは「周囲への貢献」です。

    でも、それは数値化できない。
    なら何で測るか?

    あなたがバレーボール選手で、監督から評価されているかを知るのは簡単です。
    それは「試合に出られるか」ですね。

    同じように会社では「仕事を任せられるか」じゅんじて「会議に呼ばれるか」となるそうです。

    そのために必ずニュースやホームページは、チェックしておきましょう。
    話についていけなければ致命的です。
    スポーツと同じで、敵や試合地の研究を怠っては勝てません。

    朝のつかみネタで、天気ネタはNGという話もありました。
    時事ネタが必要なんですね。
    やっぱりニュースとか見なきゃダメですね。


    楽な靴に履き替えるなんて言語道断。
    仕事場は戦場で聖域。会議中に靴を脱ぐとかありえない!
    と書かれていました。
    でも、別に良いんじゃね?


    ただ「体臭とか、マジで気をつけろ」というチャートがありました。
    会議室で長い時間、同じ時を過ごすわけですから、それには注意しなければいけませんよね。
    香水のつけすぎとかも厳禁です。
    だから足が蒸れるからと言って靴を脱ぐと、周囲に迷惑ですよね。


    また「会議に、無関係のものを持ち込んではいけません」というものもありました。
    でも何かのためにいろいろと資料を持ち込みたくなる。
    そんな心理が周囲に悪影響があるという意味ですかね。

    ホワイトボードに、あまり字を書くな!
    図を描け!
    とありました。
    図を描ける人間になれ。というのは、自分にとってはかなり苦しい課題です。
    私は、果てしなく絵が下手ですからね。


    会議の休憩では、必ず席を立ち、リフレッシュしましょう。
    という話がありました。
    著者は、尿意などがなくてもトイレへ行き、ウォシュレットでお尻を洗うそうです。

    私だと、つい上司や同僚に「今の不味かったですかね?」などと聞きに行く時間に使ってしまいますが、これはダメなんでしょうかね。


    ダラダラ長く話すなという話がありました。
    一つ一つの文章を区切り、一見すると箇条書きのように思えるほうが、聞いてくれている人は理解しやすい。
    という話でした。

    えーっと、ね。
    私めっちゃ「えっと」を使いますわ。
    たしかに、よくない。。。けど使っちゃうよ!!


    「会議の前に、相談するな」
    という話がありました。
    事前に上司に相談して意見をあおぐ、そして実際の会議でそれを言い、上司が「良いじゃないか」と言う。
    こんなギャグかコントのような事前会議を行ってはいけない。との話でした。

    ……した方が良くないですか?
    私が上司なら相談されたいですし、勝手に会議でいきなり言い出されるよりも、事前に話しておいてほしいです。
    国会だって、事前に質問状を提出してるんですから、それくらいしたっていいと思います。
    というか、したほうがいいと思います。


    ただ、会議には少し早く来いという話はありました。
    会議の前の雑談。
    そこで友好関係を築き、会議に関する話をして、プレゼンの成功確率を上げろという話です。
    いや、だからそれは事前会議じゃねえのかいな。

    なお、やむを得ない事情で会議に遅刻する場合は、あらかじめ事情を伝えておき、
    「すみません。うちの部の浜野が予算についてどうしてもお伝えしたい事案があるということで、少し遅れてまいりますが、よろしくお願いいたします」などと言ってもらいましょう。
    とありました。
    「体は間に合わなかったが、気持ちはすでに会議にある」
    というアピールだそうです。
    これいいですね。

    いろいろと勉強になった本でした。
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