2015
    11.22

    るろうに剣心 京都大火編

    私は圧倒的な洋画派です。
    邦画は、あまり見ません。

    しかし、るろうに剣心の実写シリーズは見逃せません!
    日本が、世界に誇れる映画だと思います!

    そして本作を見ると、言いたくなりますよね。

    「……かたじけない」



    ≪あらすじ≫
    兵庫・摂津鉱山
    1878年(明治11年)

    斉藤一は、ある一派を捕らえようとしていた。
    当主は、志々雄真実。

    斉藤と同じく、幕末を生きた侍だった。

    志々雄真実は、今の世に満足しておらず、時計を幕末まで戻すつもりだった。

    志々雄真実は、緋村剣心という最強最悪の人斬り抜刀斎の後を継いだ侍だ。
    そして志々雄真実の暴走を止めるべく、明治政府から、緋村剣心に声がかかった。

    ただ緋村剣心は、もう二度と人を斬らぬと心に決めていた。
    しかし志々雄真実一派に殺された人々と、その家族を知り、緋村剣心は刀を取った。

    ――逆刃刀

    殺さずに、志々雄真実の計画を破綻させる。
    それは自分がしてきたことへの贖罪の意味もあった。

    緋村剣心は、愛する神谷薫のもとを離れ、京都に向かった。

    その道中、緋村剣心は、志々雄真実の恐怖にさらされた村人たちを助けた。
    すると村人たちは、復讐に活気づき、子どもまでもが刀を手にしていた。
    それを緋村剣心は咎めた。
    「時が経てば、この小さな手も大きくなり、お前は必ず大人になる。その時に、志々雄一派のように力で人を虐げる男にはなるな。村人のように暴力に怯えて何も出来ない男になるな。最後までお前を守り、家族を案じ続けた兄上のような男になるでござるよ」



    ≪感想≫
    侍。忍者。
    維新志士。新撰組。
    刀に命を預けた時代。

    こんなに魅力的な要素を、外国人に料理させてはなりません。
    なんちゃって侍では、興ざめです。

    やはり日本人の手で、なんちゃって侍にするべきです。

    史実に忠実な物語ではなく、迫力があり、衝撃的で、革命的な物語を目指す。
    その気概と高い志が、日本映画界には必要です。


    本作はそうでした。
    決して原作に忠実ではありません。
    「るろうに剣心」と言えば、ジャンプ作品TOP5にも入る名作です。
    その最高峰の作品を、越えようとする脚本!!
    配役!!
    演出!!
    美術!!
    殺陣!!
    制作費!!
    さらに広告費に至っても!!

    私は喜びを隠しきれません。

    ただ少し、原作に敬意を払い過ぎている気がします。
    「拙者は浪人、また流れるでござる」
    というセリフは、原作を読んでいなければ、泣けないセリフだと思います。
    でも良い!!
    俺は泣いたから!!

    そして前作よりも、アクションシーンに磨きがかかっている気がします。

    宗ちゃんと緋村剣心との前哨戦は、大声をあげてしまうほどの完成度でした。

    また二枚刃の刀は、原作以上の使用感と破壊力でした。
    そして狭いところへ誘い込んだ緋村剣心の機転!
    そこからの体術!
    いずれも見事な駆け引きでした。

    そして、その後も良かったと思います。
    人を守るために、また人を殺すと覚悟した緋村剣心が、たまたま振るった刀が逆刃刀で、殺さずに済んだ。
    あー、よかった。
    などという結末なはずはありません。

    また殺そうとした自分への失望。
    そして、その奥には絶望があったと思います。
    決して、神谷薫殿と再会できた喜びに浸る余裕などありません。

    そのあたりの心理描写が、この映画が並の映画ではないと物語っている気がします。

    そして私は「剣心が機転を利かせて、峰打ちとかしなくて良かったね」と思いました。


    最後に、もう1つ言いたいことを書いて終わります。

    「失礼つかまつりました」

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