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    2015
    06.26

    ”文学少女”と飢え渇く幽霊

    ぼくがなにをしたっていうんだ。
    ぼくは人間嫌いだったわけじゃない。生まれて初めて書いた小説がたまたま新人賞に選ばれて、それがたまたま史上最年少で、たまたまペンネームが井上ミウなんて女の子みたいな名前だっただけだ。
    なのに出版された本は勝手にベストセラーになり、勝手に"謎の天才美少女作家"なんて騒がれてーーそれと引き替えに、ぼくは大事なものをなくしてしまった。

    ぼくは平凡な中学生のまま、美羽の側で、美羽の笑顔を見つめ、美羽の語る木漏れ日のような美しい物語に耳を傾け、美羽の書いた鮮やかな言葉の数々に酔いしれ、それだけで心から満足し、世界や他人を恐れることなく、平和に幸福に生きてゆけるのに。


    文学少女シリーズの第2巻です。
    題材は「嵐が丘」です。


    ”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)

    第一巻の記事はコチラ


    ≪あらすじ≫
    ぼくは、遠子先輩のために小説を書いていた。
    そして遠子先輩は、ぼくか書いた小説を「食べる」

    遠子先輩は、文学少女だった。

    そんな二人だけの文学部に、いやがらせの手紙が届くようになる。

    遠子先輩は、いやがらせの手紙の差出人を突き止めようと張り込みを始めた。
    もちろん、ぼくも巻き添えだ。
    そして深夜、文学部のポストの前に、幽霊のような少女が現れた。

    西洋の人形のように整っている綺麗な顔。
    肌は鬼火のように青白い。
    表情は洞窟のように空っぽで、感情というものが全くなかった。
    腕は、百歳を越えたお婆さんのように硬くて細く、その笑い声は軽やかな反面、執拗で病的に感じられた。
    そんな声で、幽霊は言った。

    「ふふ、そんなの無駄だわ。だってわたし、とっくに死んでるんですもの」

    その後、遠子先輩は、その幽霊そっくりの女子生徒<雨宮>を見つけた。
    しかし雰囲気が全く違う。
    ぼくと遠子先輩が事情を話すと、雨宮さんは教えてくれた。

    「それは……きっと、わたしの幽霊だと思います」

    そんな雨宮さんに惚れている男<流人>がいた。
    流人くんは、何股もかけているプレイボーイだったが、雨宮さんを特別に思っているようだった。

    調べてみると、雨宮さんは17年前に、お母さんを亡くしていた。

    そして雨宮さんは、すでに何も食べられない体になっていた。

    そんな姿を見て、ぼくは美羽を思い出した。

    雨宮さんには、流人くんがいる。
    でも美羽には、、、
    僕には、、、

    気がついたとき、ぼくの側には遠子先輩がいた。
    ただ、側にいてくれた。
    それだけで、救われた。



    ≪感想≫
    今回は、嵐が丘を題材にした作品でした。
    嵐が丘は、あんまり好きではないんですが、、、雨宮さんが死んどるやないか!
    なんやこれは!
    アカンやろ!
    俺はアカンと思うぞ!!


    さて文学少女たる遠子先輩について、こんな会話がありました。
    「平気っすよ。遠子姉は単純だから、二、三日放っておけば、機嫌も直りますよ」
    「いいや、遠子先輩は頑固だから、ギルバートに絶交宣言かました赤毛のアンのように、延々根に持つに違いない」


    なんて素敵なんだ遠子先輩!
    最高だぜアンタ!

    そんな遠子先輩から、ぼくに反論がありました。
    「もぉ、女の子の気持ちがわからないとバレンタインに本命チョコをもらえないぞ」
    「いりません。チョコより羊羹の方が好きですから」
    「じゃあ、本命羊羹、もらえないんだから」
    「バレンタインに手作りの羊羹を持ってくる女の子は、嫌です」
    「あなたって、我が儘だわ」


    うふふ。
    男の子は、我が儘なのですよ。
    でも女の子は、ぼくらよりも我が儘でなければいけませんよ。

    琴吹さんが、目を三角にしてぼくを見ていた。
    という表現がありました。
    ……目を三角って、どういう意味だっけ?
    いや、待ってくれ!
    知ってるんだ意味は!
    ただちょっと思い出せないというか、怒ってるときの表現ですよね。

    ぜんぜん関係ないですけど、好きな文章があったので、引用しちゃいます。
    女性を惹きつけそうな整った顔つきをしているが、頬の肉が落ち、ひどく憔悴し、中身は百歳を過ぎた老人のようだった。すべてに疲れきり、この物語を一刻も早く終わらせようとしているように見えた。

    少しメタが入ってるような、好きな文章っす。
    あと、かなりベタですが、
    泣きながら放たれる言葉は、まるで愛の告白だった。
    という一文もありました。
    ありがちな一文ですが、ここに至るまでの経緯が素晴らしくて、じわーっと胸に来ました。

    ってか視点が変わる小説って、頭が痛くなりますね。
    久々に読んで、なぜ私は文学少女シリーズが大好きなのに読み返さないのか、理由を思い出しました。
    でも、やっぱり面白い。
    私の肌に合わないのに、私は面白いと感じてしまう。
    これって実は、すごいことなんじゃないかと思います。

    ただ、あらすじは私が書くものなので、誠に僭越ながら、ぼくを強調して描かせていたたきました。

    話の中心にもかかわらずカットした部分を、軽くここに書きたいと思います。

    幽霊を自称した雨宮さんは、亡き母親の名をかたり、母親と同じように、食事できずに痩せ細りました。
    これは母が、まだ幼かった頃、父親が海外で拾ってきた子どもを守るために「彼が調理して運んできた物しか食べないわ!」と宣言し、本当にそれを実行し続けてしまったせいでした。
    そのまま母は成長し、別の男性に恋をして、結婚。
    すると料理を作ってくれていた彼は消息を絶ち、ちょうどその頃、雨宮さんが生まれた。
    彼に対する自責の念で、母は患い、彼が亡くなったという知らせを聞くと、一週間と持たずに死んでしまった。
    そんな経緯がありました。


    ぼくと遠子先輩とのあいだに、こんなやりとりがありました。
    「闘争って――討ち入りでもする気ですか!?」
    「ええ。そうよ。いざとなっあら、太鼓だって叩くし、角笛だって吹き鳴らすわ」


    ……なにそれ。
    すっごく楽しそう。
    俺もギターをかき鳴らしたい!
    あ、いや違いますね。
    ギターじゃダメでした。
    遠吠えをあげるべきな気がします。

    あおーん!

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    <劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲>

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    しかし、その少女の母親こそが、世界崩壊を企てている犯人だった。
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    その子供は、未来人と現代人の間に生まれた子供だった。
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    <デスノート>

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    <武装錬金>

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    しかし、その危機こそが「願い」から生まれていた。
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    そして1000年以上も前から続く戦いに終止符を打つ。
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    <魔法使いの弟子>

    死に場所を求めていたミミズクが、美しい魔王に食べられたいと願い、夜の森に入る。
    <ミミズクと夜の王>

    登場人物が全員キチガイで、SEXしまくりで近親相姦までするし、道徳的な観念が全くない。
    そんな高校生たちの青春の日常。
    <ROOM NO.1301おとなりさんはアーティスティック!?>

    殺人を強制される精神状態になった優しい人が恋をする。
    その気持ちに共感し、次の行動が読める刑事がいた。
    しかし刑事は、もう刑事としての仕事を行いたくなかった。
    <レッド・ドラゴン>

    ゴミとも呼ばれるような男が、ボクシングを行い、恋をして、自分がクズでない事を証明する。
    <ロッキー>

    アシタカは、人助けでもらった呪いで、故郷を追われる。
    そして呪いの根源を発見するも、そこでは苦しみながらも一所懸命に暮らしている人たちがいた。
    <もののけ姫>

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    <ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島>

    敵対する両家。その子供同士が恋に落ちる。
    それが世界の崩壊すらも引き起こす大問題に発展してしまう。
    <ロミオxジュリエット>

    盗難事件を潜入捜査しているつもりだったが、犯人を尊敬し、犯人の妹に惚れ、カーレースの魅力にとりつかれ、犯人の逃走を手伝ってしまう。しかし、それは失恋を意味していた。
    <ワイルドスピード>
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